こんにちは、中島めめです。
今回は、耳そうじについてのお話です。
前回のエピソード「使えりゃいい」は極端な価値観?買い物の価値観の違い/中島めめ
耳垢には二種類あって、カサカサタイプとベトベトタイプがありますが、これは遺伝で、ベトベトタイプの方が遺伝しやすいそうです。
うちは夫も私もベトベトタイプなので、問答無用で家族全員がベトベト耳垢です。
カサカサの耳垢の人は自然と外に出てくるといいますが、湿った耳垢だとそういう事がなく、何日も放っておくとかゆくなってくるので毎日綿棒でそうじしていました。
子どもたちも耳そうじをしてもらうのが好きで、私がやってあげていたのですが、傷つけてしまうのが怖くて目で見える範囲を軽くぬぐう程度にしていました。
でも自分の耳は遠慮なくグリグリと綿棒で気が済むまでそうじしていました。
何年もそうやってきていて平気だったのですが、ある時気づいたら左の耳を押さえると痛みを感じるようになっていました。
すぐ治るだろうと思って放っておいたら痛みがどんどん強くなってきて、触らなければ痛くないのですが、耳の入口の出っぱりのところ(耳珠・じじゅ、というそうです)を押さえるとすごく痛い状態になってしまいました。
私は家でPC作業などをリビングでしているのですが、家族がテレビを見ている時などは耳栓をする事があります。
ある日左耳が痛いのを忘れていて耳栓を押し込もうとしたら飛び上がるほど痛くて、これはただ事じゃない...と思い、あわてて耳鼻科に行きました。
耳鼻科で症状を説明すると、外耳炎という事で先生が丁寧に説明してくださいました。
まず正常な右耳の内部の画像を、次に痛みのある左耳の内部の画像を見せてもらいました。
すると、右耳に比べて左耳の中が赤く腫れているのがよくわかりました。
腫れで耳の中が狭くなっています。
こんな状態の耳の穴に耳栓を押し込もうとしたのだから痛いに決まってるよね、と我ながら呆れてしまいました。
先生からは「見たら分かると思うけど左耳の鼓膜より手前の部分が炎症をおこして腫れていますね。」と言われました。
先生によると、私のようなベトベトタイプの耳垢の人は耳そうじをしている時に耳垢を耳の奥まで押し込んでしまいやすいそうです。
そして綿棒でこすりすぎて傷つけてしまう事があるので、とにかく触らないように!と念を押されました。
治療としては内服薬と、点耳薬を使う事になりました。
点耳薬の使い方を教えてもらうのに、まずその場でやってもらいました。
薬の入れ物を手で体温程度に温め(冷たいとめまいをおこす場合があるそうです)薬をさす耳を上にして横たわり、耳の穴に5滴ほど薬をたらし、耳たぶを後ろに引っ張るようにして10分ほどそのままの状態を保ちます。
(耳浴というそうです)
これを家で朝晩やるようにとの事でした。
最初は主人に薬をさしてもらおうと思ったのですが、自分のタイミングでやりたかったので自分でさすことにしました。
すると薬を自分がさしやすい体勢でさした後、そこから横になるまでに耳から薬をこぼさないようにするのがなかなか大変でした。
でも治りたい一心で内服薬もしっかり飲み、耳浴を3日ほど続けていたら痛みが消え、腫れもすっかり引いて無事完治しました。
これに懲りて今では自分の耳でも綿棒でそうっと入口をぬぐう程度に留めております。
くれぐれも耳そうじのやりすぎには注意しなければいけないと思った出来事でした。
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