異常な浪費を繰り返していた義父の金銭感覚が元に戻るまで/山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。

前回の記事:立ち上がった瞬間に何をしようとしたのか忘れてしまう。義母の指差し確認/山田あしゅら

通信販売を利用して湯水のごとくお金をはたいていた義父も、2~3年が経つと我に返ったのか無駄な浪費はすっかり影を潜めておりました。

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もしかしたら義父も自分たちの先行きに

不安をおぼえはじめたのかも知れません。

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そんな義父。

混乱真っ最中だった頃は

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常時、一万円札で代金を払っていた時期がありました。

たまに買い物に連れて行くと

そこでも支払いはやはり1万円札。

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小銭を出さず、高額紙幣のみで買い物をするようになるのは

認知症の兆候のひとつと本で読んだことがあります。

お財布の中に小銭があふれるようになったら要注意。

ちょうどいい金額になるよう小銭を数えることを億劫がったり

出来なくなったりするのが認知症の初期に見られる行動だというのです。

義父の場合

先にも書いた異常な浪費や、

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現状をみとめない頑なな態度。

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もともと几帳面な性格だったのにどんどん居室がゴミ屋敷化するなど

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義父の認知症疑惑はどんどん深まっていました。

介護認定の意見書を作成してくださる整形外科やうつ病の治療を受けている心療内科。

双方の病院に同行しては普段の様子を細かく伝えるのですが

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結局今に至るまで医師から『認知症』という診断はなく

うつ病の治療は継続されていたものの

認知症の治療薬の処方はまだ1度もありません。

けれど不思議なことに

安定してからの義父は

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小銭も合わせてきっちりお金が出せるようになったのです。

数年前

当時まだ元気だった実家の父が

義父の混乱に悩む私の話を聞いて

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と諭してくれたことがあり、その言葉がずっと引っかかっておりました。

そこで

義父に関しては目を離さないようにはしつつも

お金の管理に対して口を出さないスタンスをずっと続けていたのです。

私としては日頃の状態を見る限り

義父の認知症は今でも『グレー』だと思っています。

認知症であるか否かは介護認定の結果にも影響するため

医師の診断にモヤモヤを感じることも少なくはありませんでしたが

義父のようなタイプは判断が難しいのかも知れません。

その兆候が一時的な混乱によるものに過ぎなかったのか

義父のお金への執着が自身を立ち直らせるきっかけになったのかは分かりませんが

義父の変化を見る限り

父の助言はまんざら間違いではなかったようにも思うのです。

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山田あしゅら

指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を アメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」にて綴り始めて10年近く。 山田家介護のキーパーソンでもある50代主婦。

2017年現在、現在義父は88歳・要介護3。入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。 義母は92歳・要介護4。週5日のデイサービスなどでしのぎながら在宅にて介護をしている。 同居家族は夫(としお・60代・会社員)長男(一郎・30代・会社員)。 このほか結婚して独立した次男(二郎・20代・鍼灸接骨院経営)とそのお嫁さん(さくら・看護師)孫(きんとき・2歳)一人暮らしの三男(三郎・20代・会社員)と結構賑やか。 これらの日常をもとに著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:「13番さんのあな―介護家庭の日常」

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