あいさつに相手の名前を添える
【やり方】
名前を添えながら声をかける。
【効果】
相手があなたに親近感を抱く。
名前は世界で一番大切なアイデンティティ
「おはよう」 VS 「〇〇さん、おはよう」
同じあいさつなのに、なぜか後者の方が声をかけられた人の印象がよくなります。
「ビューティフル・ネーム」というヒット曲があったように、人は必ず自分だけの名前を持っています。まさに名前とは世界で一番大切なアイデンティティ。そのアイデンティティを大切に扱えば、相手もあなたに対して敬意や好印象を持つようになります。
この名前の効果を熟知していたのが、人たらしで有名な元総理大臣の田中角栄氏。彼は寝る間を惜しんで名前を覚え、できる限りフルネームで呼ぶことを心がけていたそうです。
しかし記憶力抜群の角栄氏でも名前を忘れることはありました。そんなときは「君、名前は?」と素直に聞いたそうです。で、相手が「鈴木です」というように答えたら、「バカモン! それは知っとる。下の方の名前だ」と言って、まんまとフルネームを聞き出したとのこと。これにより名前も思い出せ、また相手からの親近感も獲得していたそうです。
さすがに全員のフルネームを覚えるのはハードルが高いですが、あいさつに名字を添えるくらいであれば、すぐにでもマネできると思います。
名前を足すのは一秒もあれば十分。でもそのたった一秒で人間関係がポジティブになるのですから、やらない手はないと思います。