「片付かない」「すぐに散らかる」そのお悩みは、収納方法が暮らしに合っていないからかもしれません。ものを片付ける方法は1つではなく、さまざまな方法の中から自分に合っているものを見つけることが大切。台所、風呂場、クローゼットなど、お悩みが発生しがちなケースごとに、すっきりしまえる収納のワザをご紹介します。
※この記事は『リバウンドしない収納はどっち?』(須藤昌子/KADOKAWA)からの抜粋です。
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ごみを清潔に片づける方法
ごみ箱は自治体の分別の数だけ用意すると処理が簡単。できればキッチンの収納の中にビルトインする形式がスッキリします。ごみ箱を外に置くならペダル式のごみ箱にすると手を汚さずに捨てられます。シンク内に三角コーナーを置く方は、一日の終わりにごみを捨ててよく洗って立てかけ、風を通しておくと汚れにくくなります。
夏季に生ごみの臭いが心配な場合は、使い終わった密閉保存袋を利用すると臭いが遮断されます。
ごみ箱を清潔にしまう方法ビルトインタイプのごみ箱はキッチンをスッキリ見せるが捨てるときに引き出す手間がかかるデメリットも。外に置くごみ箱の場合はキッチンの雰囲気に合うデザインを選んで。
保存袋で臭い対策三角コーナーをやめ、100 円ショップで購入したボックスに袋をかけ生ごみ入れにしています。捨てたあとは洗って棚に収納。
心にゆとりが生まれる空きスペース
棚や引き出しに、何かを入れないといけないという固定観念から脱却しましょう。棚にものがぎっしりと入っているのは壮観ですが、余裕をもたせて空いた棚を作っておくと、急にものが家に入ってきたときに入れることができます。空きスペースがあると思うと心にも余裕が生まれます。
わが家ではクロゼットの棚のいくつかを空けておいたり、冷蔵庫上段にも空きスペースを作っています。いただきものをした場合などに対応でき便利です。
空きスペースと決めちょっと置きを防ぐ洗面台の脇の蛍光灯スペース。イレギュラーな形をしていて収納用品が入らないが、そのままにしておくと、小物を置いてしまいがち。グリーンを置いてちょっと置きを阻止。
棚を空けるのは散らからない工夫クロゼットに何も入れない棚を確保すると、新しく入ってきたものをすぐに入れられる。無意識にものを置かないよう小物を置いておく。
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