「新しい年の始まりは、椿とともに」人気ガーデナー・水谷昭美さんの暮らしを拝見

静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。月刊誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々をゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「新しい年の始まりは、椿とともに」をお届けします。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年1月号に掲載の情報です。

「新しい年の始まりは、椿とともに」人気ガーデナー・水谷昭美さんの暮らしを拝見 2401_P004-005_01.jpg甘い香りをふりまく日本水仙。明けましておめでとうの気持ちを込めて窓際に。

椿のつぼみがほころぶと晴れやかな気持ちになります。

咲き姿は優雅なのに、不思議と静けさや厳かさも伝わっていかにも和の風情。

新年の気持ちにぴったりでかならず部屋に飾っています。

名前の由来は艶やかな常緑の葉・艶葉木(つやばき)で繁栄や長寿を象徴しているそう。

2024年、いい年になりますように。

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紅白の椿を
御膳や片口の器に

真紅の花はしべが花びらに変化した個性的な唐子咲(からこざ)き。小さなピンク色の尾張侘助(わびすけ)や吹雪白玉のつぼみも加えています。漢字の名前から、それぞれの花が生まれた背景も感じられ、ますます好きになります。新年の花だから、背筋を伸ばして黒い塗りの御膳にいけました。

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仏手柑(ぶっしゅかん)は、仏様の手のような形。縁起を担いで部屋に転がしました。

【1月の定番ご飯】手毬寿司

「新しい年の始まりは、椿とともに」人気ガーデナー・水谷昭美さんの暮らしを拝見 2401_P004-005_03.jpg三が日が過ぎた頃、さっぱりとひと口でいただける色とりどりのお寿司です。酢飯を丸くまとめ、軽く塩ゆでしたえびとほたて、赤かぶの漬物、そして、大根ときゅうりのみそ漬けをのせます。初春の日差しに輝く椿の葉を添えて。

構成・取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地

 

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年生まれのガーデナー。静岡県熱海市在住。幼い頃から一途に独学で多くの植物を育て、憧れの里山暮らしを体現している。寄せ植え教室や熱海市の公園、駅周りの植栽を手がけたことも。

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