代謝を促進! 美肌にも♪ 国産レモンを皮ごと漬ける「レモン酢」の作り方とアレンジレシピ

早いものでは9月頃から収穫が始まりますが、国産レモンの旬はこれから3月頃まで。まさに本番です。国産のレモンは、ポストハーベストを気にすることなく安心してレモン酢などに、皮ごと使えます。皮に多い特有の成分も健康に役立てたいものです。今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに「『レモン酢』の作り方とアレンジレシピ」を教えてもらいました。

2111_P022-023_01.jpg

ビタミンCが美肌や抗酸化に働く

レモンといえばビタミンCというほど豊富です。活性酸素による老化から体を守り、免疫力のアップやコラーゲンの生成も助けてくれます。健康のみならず美容面からも欠かせません。また、ストレスがあるとビタミンCが大量に消費されます。そんなときにもレモンは心強い味方です。

リモネンでリラックス

リモネンはレモンだけでなく柑橘類の皮に多く含まれる香りの成分です。リラックス効果や交感神経を刺激してスッキリさせる働き、免疫力アップ、血行促進など、さまざまな作用があります。アロマテラピーでは柑橘系の香りはダイエットにも効果があるとされています。

トップクラスのクエン酸含有量

レモンの酸っぱさはクエン酸によるもので、果物の中でもトップクラスの含有量です。疲労回復に役立つほか、クエン酸はカルシウムを吸収しやすくする働きがあります。カルシウムは吸収されにくいミネラルですが、クエン酸といっしょに摂ることで効率よく吸収されます。また、酸味が塩味を感じやすくするので、減塩にも役立ちます。

フラボノイドが動脈硬化を予防

レモンの皮のすぐ下には、エリオシトリンやヘスペリジンといったフラボノイド類が豊富に含まれています。フラボノイドはポリフェノールの一種で、抗酸化作用が非常に強く、動脈硬化の一因となる活性酸素を除去し、血管をしなやかにします。また、悪玉コレステロールの酸化やコレステロールの過剰な上昇を抑える働きもあります。

ビタミンCが美肌や抗酸化に働く

レモンといえばビタミンCというほど豊富です。活性酸素による老化から体を守り、免疫力のアップやコラーゲンの生成も助けてくれます。健康のみならず美容面からも欠かせません。また、ストレスがあるとビタミンCが大量に消費されます。そんなときにもレモンは心強い味方です。

50度のお湯で洗う

国産レモンは輸入レモンのようにポストハーベストの心配はありませんが、ワックスや農薬が気になるときは50度程度のお湯をかけながら表面をたわしでゴシゴシ洗います。これで表面に付着した農薬やワックスが取り除けます。60度以上の熱いお湯は熱によるダメージもあるので注意します。

※ポストハーベストとは収穫後に防カビ剤などの処理をすること。

《選び方&保存方法》

全体に色のムラがなく黄色で弾力があり、重さのあるものが良品です。軽いと果汁が少ないことがあります。ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で1カ月ほど保存できます。冷凍もできますが、輪切りにして重ならないようにして冷凍すると少しずつ使えて便利です。

レモン酢

レモンを皮ごと酢に漬けます。

そのまま薄めて飲んでもよいですし、酢の物など、料理にも幅広く活用できます。

材料(700ml瓶1本分)

国産レモン...1個(約200g)
氷砂糖...200g
酢...400ml

2111_P024_01_W500.jpg

作り方
(1)よく洗ってペーパータオルで水分をふき取ったレモンを1cm幅の輪切りにする。

2111_P024_02_W500.jpg

(2)瓶に氷砂糖を入れ、レモンを加え、酢を注ぐ。

2111_P024_03_W500.jpg

(3)ふたはしないで電子レンジ600Wで1分加熱する。

2111_P024_04_W500.jpg

(4)電子レンジから瓶を取り出し、ラップを丸めてレモンに直にのせ、浮き上がるのを押さえる。ふたをして常温で12時間おいたらできあがり。

2111_P024_05_W500.jpg

●開封前は常温で1年保存できる。開封後は冷蔵庫へ。

●健康効果を得るための摂取量の目安は、1日あたり大さじ2~3杯。

●そのまま飲んでもよいが、水やお湯で薄めてもよい。朝、昼、晩の食事の前に飲むと効果的。

●氷砂糖は黒砂糖や上白糖、きび砂糖などでもよい。その場合は沈殿しやすいので、こまめにかき混ぜる。

●酢は米酢、玄米酢、黒酢、りんご酢など好みの酢でよい。

※保存容器は清潔で完全に乾いたものを利用する。

2111_P024_06.jpg

大さじ1あたり32kcal/塩分0g

レモン酢の健康効果

1.コレステロールや中性脂肪を減らす
レモンのフラボノイド類が動脈硬化を抑制し、コレステロールの過剰な上昇を抑える。酢には余分な脂質(コレステロール、中性脂肪など)を減らす働きがある。

2.血圧を正常化する
レモンのフラボノイド類により、動脈硬化が改善されるとともに、酢を摂ることで生成されるアデノシンは血管を拡張する作用がある。

ダイエットに役立つ
酢の酢酸が代謝を促進し、血中の余分な脂肪を減らしたり体脂肪の合成や蓄積を防ぐ働きがある。

疲労回復に効果
ビタミンCが活性酸素を抑え、レモンと酢のクエン酸が体内のクエン酸回路を活性化して疲労回復を促進する。

美肌に役立つ
ビタミンCはコラーゲンの合成を促して肌のきめやハリを整え、アミノ酸も酢から摂取できるので肌に好影響。

便秘解消
酢の力で善玉乳酸菌のビフィズス菌が増え、腸内環境が整うので便秘が解消。免疫力もアップする。

 

<教えてくれた人>

管理栄養士 料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

この記事は『毎日が発見』2021年11月号に掲載の情報です。

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP