今から知って安心の「遺族年金」。もしものことがあったら...その後を支えてくれるお金の仕組み

パートナー亡き後に生活を支えてくれる「遺族年金」。将来、遺族年金をいくらもらえるのか、いざというときの備えのために確認してみませんか。「簡単な計算式で計算できる」と話す社会保険労務士でファイナンシャル・プランナーの井戸美枝さんに、知って安心な「遺族年金」の仕組みを教えていただきました。

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夫亡き後の年金をいまから確認しておく

「医療費」と「介護費」のほかに、将来に向けて女性が不安に感じるのは、夫亡き後の生活を支える「年金」ではないでしょうか。

夫が会社員で厚生年金に加入していた場合は、夫が亡くなった後に、妻は遺族年金を受け取れます。

「将来、遺族年金をいくらもらえるか分かれば、いざというときに備えられます。簡単な計算式で計算してみましょう」と井戸さん。

まず、自宅に郵送される「ねんきん定期便」や「年金額改定通知書」で、夫と自分の厚生年金の金額を確認します。

次に、下の「比較1~3」の三つの計算式に当てはめて計算。

厚生年金に加入していなかった妻は、厚生年金の金額を0円とします。

三つの金額を比べて最も高い金額を受け取ります。

「夫が自営業など、国民年金の被保険者で、18歳未満の子どもがいない場合、妻は遺族年金を受け取れません。死亡一時金か、60 歳から65歳の間に受け取る寡婦年金のどちらかを選ぶことになります」


【知って安心】遺族年金、いくらもらえるか計算する


下記の「比較1~3」の三つの方法で計算して、その中で一番高い金額を受け取れます。

例:Aさんの月額年金額の目安
夫の老齢厚生年金が12万円、例 自分(Aさん)の老齢厚生年金が4万円の場合。

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出典:日本年金機構のホームページを基に作成。


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取材・文/松澤ゆかり イラスト/木波本陽子

 

<教えてくれた人>

社会保険労務士 ファイナンシャル・プランナー
井戸美枝(いど・みえ)さん
厚生労働省の社会保障審議会企業年金・個人年金部会委員。経済問題や社会保障、年金が専門。著書に『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』(日経BP)など。

この記事は『毎日が発見』2021年1月号に掲載の情報です。

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