全国各地で栽培されている柑橘類の中で、最も寒さに強いのが「ゆず」です。皮、実ともにビタミンCが突出して豊富で、皮にはポリフェノールやリラックス効果のある香りの成分がたっぷり。お手頃値段でたくさん手に入るこの時期、ぜひ皮ごと加工して食卓を彩り、そして健康作りに役立ててください。今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに「ゆずドレッシングの作り方」を教えていただきました。
香りもごちそうのひとつ
「ゆずドレッシング」
ゆずの香りがホッとするドレッシング。和洋問わずどんな野菜とも相性が良いです。砂糖を少々加えれば酸味がまろやかになりさらに食べやすさがアップ!
大さじ1あたり39kcal/塩分1.0g
材料(できあがり90g分)
砂糖...小さじ1
塩...小さじ1
ゆずの搾り汁...大さじ2
水...大さじ1
エクストラバージンオリーブ油...大さじ1
サラダ油...大さじ1
こしょう...少々
作り方
材料を全て瓶に入れてふたを閉め、シャカシャカとよく振って乳化させる。
※保存容器は清潔で完全に乾いたものを使用する。
【ゆずドレッシングを使いたいサラダレシピ3選】
「大根とサーモンのサラダ」
1人分94kcal/塩分1.4g
材料(2人分)と作り方
大根100gは5mm厚さの輪切りにして2枚1組にし、スモークサーモンの薄切り50gを挟む。二つに切って器に盛り、ゆずドレッシング大さじ2をかける。
「アボカドとタコのサラダ」
1人分121kcal/塩分1.2g
材料(2人分)と作り方
乱切りにしたアボカド1/2個の果肉と、ぶつ切りのゆでだこ50gを、ゆずドレッシング大さじ2であえる。
「ほうれん草とベーコンのサラダ」
1人分84kcal/塩分1.2g
材料(2人分)と作り方
ほうれん草の葉100gは水につけ、パリッとしたらざるに上げて水きりし、器に盛る。ベーコン薄切り1枚(15g)は1cm幅の短冊切りにしてフライパンでからいりし、ほうれん草に加え、ゆずドレッシング大さじ2をかける。
《ゆず酢(ゆずの搾り汁)》
ゆずの果実を搾ったもので、酢と同じように料理に使えます。清潔な乾燥した瓶に詰めて冷蔵すれば3カ月保存でき、たくさん作れるときは、瓶の容量の九分目まで詰めて冷凍しておけば、1年間保存できます。解凍して柚香酢(ゆず三杯酢)、ゆずみそ、ドレッシングなどに一年中使えます。
【まとめ読み】特集「ゆずで作る 保存食決定版!」記事リスト
取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)