<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ヒミコ
性別:女
年齢:48
プロフィール:パート主婦。小学生2人の子供がいます。
72歳の義父はとても元気で活動的です。
自営業をまだ続けていて仕事もプライベートも充実し、毎日を楽しんでいます。
近くに住む私たち家族ともよく交流して、12歳と8歳の私の息子たちのことをとても可愛がってくれています。
孫たちと一緒にスポーツをする体力はさすがにないものの、一緒にゲームを楽しんだり、プレゼントを買ってくれたりと優しくて有難い存在です。
そんないつも優しくニコニコ笑顔の義父ですが、お金のことになると急にシビアになり、顔つきも変わります。
一緒に外食する際にも、おごってはくれるのですが、お得なセットメニューや割引クーポン対象のメニューのみ注文します。
子供達が食べたいものを言っても却下です。
それならこちらで支払うのに、と思うのですが、義父としては「御馳走してあげたい。でもできるだけ安く」という強い思いがあるみたいです。
子供達の誕生日プレゼントを購入してくれる時も、一緒にお店に行き欲しいものを選ばせて、子供達が「これがいい」と喜んで頼んでも、すぐにスマホで値段を調べます。
そして「ネットの方が安いから」と、その場では購入せずに後日お得な値段でネット注文するといった流れです。
一緒にお店に行き、選び、その場でプレゼントしてもらえると思っている子供達はテンションが下がってがっかり。
子供達は、気分が盛り上がっているその場で欲しいのです。
でも最近は子供達もそんなおじいちゃんに慣れてきたようです。
「すぐ買ってもらえないなら、一緒に見に行かなくていいよ、欲しいのもはメールで伝えるからネットで購入しておいて」
そっけなく言うのですが、義父は孫と一緒に出掛けたいので一緒に見に行こうと誘ってきます。
正直、子供達は面倒臭そうです。
ケチ臭い話はこれだけではありません。
子供達が敬老の日にプレゼントしたもの、私と夫が、父の日母の日にプレゼントしたものはネットで値段を調べているっぽいのです。
後日、「割といい値段する商品だよね、うれしいよ」と満足げにお礼を言ってくれます。
気持ちは関係なくて、値段でいいものかどうか判断しているのかな...何とも複雑な気持ちになるのです。
義父の自営業は割とうまくいっているので、決してお金に困っているわけではないようです。
それなのに、これだけお金にこだわりがあるのに呆れてしまいますし、孫に対してもケチ臭い言動や行動をするため困ってしまいます。
けれども義父はもう倹約が趣味になっているのでしょう。
1円でも安く、お得なものは無いかと、楽しそうに目を光らせている祖父を、私達家族は少し遠巻きに眺めています。
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