50歳で子宮筋腫が見つかり、大学病院に行ったら...。50代女性へ「かかりつけ医」を持つススメ

夫婦のこと、老親との関わり、子どもの成長、自身の体調の変化...50代はまだまだ悩みや迷いが多い年代ですよね。そんな50代こそ、大人の「ひとり時間」を充実させて自分らしく輝きませんか? 毎日が発見ネットの連載でもおなじみ、中道あんさんの著書『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房) より、「50代からの人生を心豊かに過ごすためのヒント」を連載形式でご紹介します。

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45歳を過ぎたら「心と身体」に向き合う

42、43歳のころです。

ときどき、宙を歩いているような感覚に陥ることがあり、病院の脳神経外科でCT検査をしました。

結果は「異常なし」。

先生に「更年期でしょうか?」と聞くと、「かもしれない」と言われて、診察は終わりました。

今思えば、その後も、自転車に乗っているときに前から歩いてくる人とぶつかりそうな感じがしたり、人混みで歩いているとき、人との距離感に違和感を覚えたりすることがありました。

でもそのときは、あまり深刻に考えていなかったのです。

歳を目前にしたある日、仕事から帰って玄関に入ると、突然、めまいに襲われ、天井がグルグルと回ってその場から動けなくなりました。

病院で受診すると、メニエール病と診断されたのです。

そのとき、すでに左耳の聴力はかなり落ちていました。

相談できるかかりつけ医をもつ

その後、定期的に通院しましたが、聴力はほとんど回復せず、今に至ります。

もし、なんとなく身体に違和感を覚えたとき、再度、病院で受診していれば、もう少し症状も軽く済んだのかもしれません。

私たちくらいの年齢になると、少し体調が悪くても、「年のせい? もしかしたら更年期かも」「ちょっと疲れているのかな」で片づけてしまいがちです。

日々が忙しくて、自分のことは後回しという人も多いでしょう。

でもそのちょっとした変化が、実は、身体からのSOSかもしれないのです。

まずはSOSを見逃さないこと。

すぐに医師に相談することが大切だと実感しています。

私は、メニエール病と診断されたことをきっかけに、毎年一度は、定期健診を受けるようになりました。

会社員は、健康保険組合を通せば、毎年、健康診断を受けられますが、私はさらに追加料金を払って、詳しい検査ができる人間ドックを受診しています。

費用は1回、およそ4万円。

決して安くはありませんが、そこでもし異常が見つかれば、費用も医療費控除の対象になりますし、病気を見逃さずに済むのであれば、高くない金額だと思っています。

実際、50歳のとき、人間ドックで子宮筋腫が見つかったことがあります。

ところが、検査結果を持って大学病院で受診すると、「こんなことくらいで来なくても......」といった冷たい扱いを受けました。

そんな対応をされてしまうと、聞きたいことも聞けません。

そこで、後日、地元の産婦人科で再受診しました。

「小さいから大丈夫よ」「閉経とともに小さくなるから心配ないよ」などと、私の疑問に丁寧に答えてくれて、ほっと安心しました。

病気を予防したり、早期発見するためには、職場や自宅の近くに困ったときに相談にのってもらえる、かかりつけ医や病院を持つことが大切です。

年に一度は、健康診断を受けてみてはいかがでしょうか。

【まとめ読み】『50代、もう一度「ひとり時間」』記事リスト

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アラフィフブロガーの、大人の「ひとり時間」を楽しむ心豊かな暮らしが綴られた一冊

 

中道あん(なかみち・あん)
Ameba公式トップブロガー。「アラフィフの生き方ブログ 50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。毎日の生活の風景や気づきを発信し、30代以降の女性の支持を受ける。 1963年、大阪府生まれ。26歳で結婚し、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。 2019年2月「好きなことを仕事に」と正社員からフリーランスに転身。ブログ講座やコミュニティの運営を行っている。

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『50代、もう一度「ひとり時間」』

(中道あん/三笠書房)

50代は夫婦のこと、老親との関わり、子どもの成長、自身の体調の変化など、実はまだまだ悩みや迷いが多い年頃。大人気アラフィフブロガーの中道あんさんは、その中で「ひとり時間」の楽しみ方を見つけたそうです。自立し「ひとり時間」を楽しみに生きる「あんさん」流のアラフィフライフが、今後の生き方の参考になる一冊です。

※この記事は『50代、もう一度「ひとり時間」』(中道あん/三笠書房) からの抜粋です。
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