夫が会社を辞め、家計のため私も働かなくちゃ...。「50代から働き始める主婦」に伝えたいこと

夫婦のこと、老親との関わり、子どもの成長、自身の体調の変化...50代はまだまだ悩みや迷いが多い年代ですよね。そんな50代こそ、大人の「ひとり時間」を充実させて自分らしく輝きませんか? 毎日が発見ネットの連載でもおなじみ、中道あんさんの著書『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房) より、「50代からの人生を心豊かに過ごすためのヒント」を連載形式でご紹介します。

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自分のために働く! という心意気

バブル崩壊以降、それまでの終身雇用制度が崩壊し、リーマンショック以降には私のまわりでも一家の大黒柱であるご主人が第二の就活生活を始めていると、耳にすることが増えました。

そんな中、しょっちゅう会うわけではないけれど、何か困ったことがあると必ず連絡をしてくれる友人のTさんがいます。

あるとき、届いたメールの内容は、仕事のグチ。

「フルタイムで働くことになったけれど、仕事が覚えられない」というのです。

それまで、トップクラスで頑張ってこられたご主人が会社を辞めることになり、Tさんも働いて家計を助けなければならなくなったそうです。

自分の意志ではなく働き始めた彼女からのメールには、「働きたくない!」という彼女の本音が書いてありました。

たしかに40代、50代から働き出すのは、肉体的にも、精神的にも大変です。

働くことに慣れるまでは、グチを言いたくなるのもわかります。

私も同じですから......。

でも、Tさんのご主人だって、約30年間、耐えに耐えて家族のために働いてきてくれたはず。

嫌なことがあったからといって、すぐに会社を辞めていたら、家族はどうなっていたでしょうか。

今まで裕福な暮らしができていたのは、何よりご主人のおかげ。

そう思えば、困ったときにTさんも一緒に働くのは、当然のように思います。

とはいっても、「働きたくない」という気持ちを、今すぐ「働きたい」に変えろと言っても無理な話。

そこで私は「『働かなくちゃいけない』と思うから、つらいのでは。自分磨きのためと思って働いてみたら?」とアドバイスしてみました。

仕事は自分を磨くために

「家計のため」「仕事を辞めた夫のため」に働いていると思えば、「なんで私が働かなくちゃいけないの?」という被害者意識が生まれてしまいます。

そうすると、ただ時間が過ぎるのを待つような仕事しかできません。

結果、いつまでたっても仕事は、つまらないままのような気がします。

では、「自分のために働く」と意識を変えたらどうでしょうか?

自分を磨くために仕事をすると思えば、向上心をもって向き合えます。

私が45歳のときに就職した調剤薬局の仕事は、決められた事務作業で、まったくおもしろみがありませんでした。

だからといって、ただ何も考えずに言われたことをこなしていくだけでは、時間が過ぎるのがゆっくりで、苦痛を感じるだけです。

私は「より効率的に作業するために工夫できないか?」「経費を削減できないか?」などと、考えながら仕事をしていました。

それだけで充実感が高まり、成果が出れば達成感を味わい、評価も上がります。

そして何より「私もやればできるじゃん!」と自信になるはずです。

また自分のために働くということは、稼いだお金を自分が使いたいように使えるということです。

これは「お金を自分のためだけに使う」という意味ではありません。

何にお金を使うかを自分で考え、自由に決められるということです。

たとえ自分の買いたいものを我慢して家族で外食に行ったとしても、子どものものを買ったとしても、それは誰に強要されたのでもなく、自分がそうしたいと思ったからしたこと。

私はそう考えています。

考え方次第で、仕事に対する意識はガラッと変わるものなのです。

【まとめ読み】『50代、もう一度「ひとり時間」』記事リスト

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アラフィフブロガーの、大人の「ひとり時間」を楽しむ心豊かな暮らしが綴られた一冊

 

中道あん(なかみち・あん)
Ameba公式トップブロガー。「アラフィフの生き方ブログ 50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。毎日の生活の風景や気づきを発信し、30代以降の女性の支持を受ける。 1963年、大阪府生まれ。26歳で結婚し、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。 2019年2月「好きなことを仕事に」と正社員からフリーランスに転身。ブログ講座やコミュニティの運営を行っている。

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『50代、もう一度「ひとり時間」』

(中道あん/三笠書房)

50代は夫婦のこと、老親との関わり、子どもの成長、自身の体調の変化など、実はまだまだ悩みや迷いが多い年頃。大人気アラフィフブロガーの中道あんさんは、その中で「ひとり時間」の楽しみ方を見つけたそうです。自立し「ひとり時間」を楽しみに生きる「あんさん」流のアラフィフライフが、今後の生き方の参考になる一冊です。

※この記事は『50代、もう一度「ひとり時間」』(中道あん/三笠書房) からの抜粋です。
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