60平米の賃貸マンションで、共働きをしながら4人の子どもを育てるベリーさん。ブログにつづったワーキングマザーの暮らしのワンシーンに、家事をラクにするたくさんの工夫があると話題になっています。今回は、そんなベリーさん初の著書『シンプル丁寧に暮らす』(すばる舎)から、すぐに真似できる「暮らしをラクにするコツ」を一部抜粋してお届けします。
家族みんなで家事
家事は「お母さんの仕事」ではなく、家族みんなで進められればと思っています。
幸いなことに、夫は家事育児をいとわない人で、出張の日以外、下の子たちの保育園の送り迎えを毎日してくれています。
夜、洗濯物を干すのも夫の受け持ち。
子供たちにも、年齢に応じてその子ができる範囲をどんどん任せるようにしています。
とくに小学生の上の2人には、下の2人のお世話や洗濯物の取り込み、食事の配膳など、大きな戦力になってもらっています。
下の子たちはまだ小さいので、お手伝いは練習中ですが、できる限り「自分のことは自分でする」ようにさせています。
それには仕組み作りが大切。
小さな子供でも片づけられるよう、家族が使うものの収納方法は「3歳児でも戻せる」ことを基準にしています。
たとえば絵本は、大きな本も小さな本も、すべて背表紙の色別に並べています。
色別であれば、3歳の子供でも「この本は青グループに戻してね!」と声をかければ戻せますし、背の高さがバラバラでも片づいたように見えるのがいいところ。
子供のものの収納場所を決めるときは、子供が手伝いやすい方法は?と考えて決めるようにしています。
私自身が仕分けし、片づける方がよっぽど早いしラクだけれど、子供に「自分で片づける力」を身につけさせたいと思っています。
色別で絵本を収納。白、黄、赤、緑、青、茶、黒。そして図書館の本に分けて。
本文写真撮影/林ひろし
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キッチンの使い方や物の管理法、家のルールまで、スモールスペースでも6人家族がストレスなく暮らす工夫が全7章にわたって紹介されています