<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さわ
性別:女
年齢:45
プロフィール:45歳のワーキングママです。同い年の夫、10歳、6歳の子どもと賑やかに過ごしています。
現在、同い年の夫と、小学生、保育園に通う男の子と4人暮しの主婦です。
一応、長男の嫁なので、隣町に住む義実家には、ちょくちょく顔を出しています。
口数の少ない義父に対し、義母はおしゃべり好きで、会うと話が尽きません。
結婚した当初は、シーンと沈黙になってしまうよりは、会話があったほうがありがたいと思っていたのですが......。
ある時、友人と二人で北欧旅行に行ってきた義母。
仕事に育児にバタバタ、夫と働いても出費が重なるばかりで、海外旅行なんて羨ましい限り!
私もいつか、育児が落ち着いたら旅行を楽しみたいと思って、どんなお土産話を聞けるのだろうかと思っていたのですが...
帰ってきた義母から出るのは、一緒に行った友人の悪口ばかり!
「飛行機内で使おうと思ってリラックスグッズを出したら、なんで私の分も用意してくれないの? って言われた! なんで私が、人の分まで用意しなくちゃいけないのよ」
「私は、これが食べたかったのに、友人が聞く耳を持たず、食べたくもないものを食べさせられた! ちっとも食事がおいしくなかった」
...などなど。
溜まっていたものをぶちまけるかのようなマシンガントークです。
「旅行は二人で行ったら絶対もめるからダメ! もうあの人とは二度といかない」
とかなりのご立腹。
まだまだ言いたいことはあるようですが、私の聞きたかった北欧の話は、殆ど聞けませんでした。
近頃の義母の話は、大部分がご近所さんの悪口や愚痴ばかりなんです。
楽しい話であれば会話も広がるのですが、聞いているだけで疲れてきました。
私にだけ発散しているのかなと思いきや、義妹とも悪口、愚痴のオンパレード。
義妹は、義母の話に共感するかのように話をしているのでびっくり。
二人の会話を聞いていると、話がどんどん大きくなり手に負えません。
文句ばかりで毎日つまらなくないかな? と不思議に思います。
聞かされるのもしんどいですし、このままでは義母の友人関係も不安です。
だから、義母が意識を変えてくれるように、接し方を考えてみることにしました。
そして、私が考えた接し方は、一度共感をしてから物の見方を変えてみるということです。
例えば、先ほどの旅行での食事がおいしくなかったという話。
一旦は「それは大変でしたね」と一旦共感します。
そして、「食べたいものリスト、行きたいお店リストを作って、先手を打ったら、相手はどうしたでしょうね?」と、義母のことも相手のことも否定しない方向へ会話を持っていくようにしています。
義母が、その場でいろいろな角度から物事を見てくれるようになれば、あとから「私はこうしたかったのに!」というのが減るのではないかなと。
これから年を重ねていくにつれて、人間関係は大切になっていくと思うから、ケンカ別れなんてしてほしくないんです。
穏やかなおばあちゃんでいて欲しいので、義母のことは否定はせず、視野を広く持ってもらえるように、笑いも交えながら交流を続けていこうと思います。
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