60平米の賃貸マンションで、共働きをしながら4人の子どもを育てるベリーさん。ブログにつづったワーキングマザーの暮らしのワンシーンに、家事をラクにするたくさんの工夫があると話題になっています。今回は、そんなベリーさん初の著書『シンプル丁寧に暮らす』(すばる舎)から、すぐに真似できる「暮らしをラクにするコツ」を一部抜粋してお届けします。
「なくても大丈夫」「ない方がいい」ものは多い
持たないと決めたものがいくつかあります。
それは、バスタオルやバスマット、カーペットです。
気になったときにすぐ洗えないもの、もしくは洗いづらいもの。
バスタオルは洗濯時にかさばり、乾きにくい。
入浴後に体を拭くときは、ひとりにつき1枚のフェイスタオルを使うようにしています。
6枚になりますが、洗いやすいし乾きも早いので、洗濯もラク。
入浴後に6人が踏むバスマット。
びしょぬれになり、干す場所にも困りました。
毎日簡単に洗えるものをと思い、今使っているのはフェイスタオルです。
まず1枚敷いておき、お風呂から出た子供を拭いたタオルを重ねていきます。
全員入浴したら、そのまま洗濯機へポイです。
実はなくても平気だった、ない方がむしろ快適だったと気づくことは多いものです。
服も食器もストック類も「この引き出しに入る分だけ」
大人数でスモールスペースに暮らすには、ものの数を少なくすることが欠かせません。
「これはこのスペースに入る分だけ」と容量を決めています。
容量を決めたら、衣服も日用品のストックも、それぞれの収納スペースにざっくり管理。
仕切り等を使って細かく整理することはあまりなく、たまに「ものが隠れず一目でぱっと見える状態」に整理する感じです。
決めたスペースからはみ出てきた、一目で見渡せずゴソゴソ探さないと見つからない......というときは、「持ちすぎサイン」が点灯。
中身を見直します。
4人の子供たちの服は基本的に、ひとりにつき引き出し1段分と決めています。
シーズンオフの服は別に管理し、そのシーズンに着ている服は引き出しに収納(小学生の上の子たちのトップスは、服が大きくなってきたのでハンガー掛け)。
引き出しがいっぱいになってきたら、服の数を見直します。
シーズンオフの服は別に管理し、そのシーズンに着ている服は引き出しに収納(小学生の上の子たちのトップスは、服が大きくなってきたのでハンガー掛け)。
引き出しがいっぱいになってきたら、服の数を見直します。
食料品や洗剤などの日用品ストックも、それぞれの収納スペースに入るだけとしています。
ここに入る分だけ、と決めておくと、管理がラクです。
何を持っているのか、何が足りないのかがすぐにわかります。
そして、わが家ではもう使わないなあ、でもまだ使えるなあ、というものは、メルカリ等のいくつか決めている手放し先に、手放す準備をします。
リビングのクローゼットに衣服を収納しています。ベランダから洗濯物を取り込んだ後、しまいやすい位置
撮影/林ひろし
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キッチンの使い方や物の管理法、家のルールまで、スモールスペースでも6人家族がストレスなく暮らす工夫が全7章にわたって紹介されています