いまだに人気衰えずの塩麴。塩麴は、旨味をプラスし、塩やしょうゆを使うより少量の塩分でおいしく料理を仕上げてくれる"減塩調味料"です。料理研究家で管理栄養士の村上祥子さんに、「液体塩麹」を使ったレシピを教えてもらいました。
さらに簡単! 液体調味料を使いこなす
ペースト状の塩麴だけでなく、最近は液体の塩麴も販売されています。もろみを圧搾してしょうゆを作るのと同じように塩麴も圧搾して液体にすればよいという着想から、「液体塩麴」が生まれました。
調味料としての効果や使い方はペースト状の塩麴と同じです。液体なのでどんな料理の調味料としても使いやすく、素材を漬けたときにもしみ込みやすいというメリットもあり、人気が上昇中です。ペースト状の塩麴と同じように使ってみましょう。
塩麴とあさりのうま味がたっぷりのお粥!
「あさり粥」
1人分143kcal /塩分1.3g
材料(2人分)
殻付きあさり(砂抜き)...200g
ご飯...茶わん1杯
水...1と1/2カップ
液体塩麴...小さじ1
万能ねぎの小口切り...1本分
作り方
1 あさりは殻をこすり合わせて洗う。
2 鍋にご飯と水を入れて中火にかけて数分、好みの柔らかさに煮て、1 を入れる。
3 さらに煮てあさりの殻が開いたら、塩麴を加え、万能ねぎを散らし、火を止める。
好みでパクチーを加えればエスニックな味わいに!
「えびの春雨炒め」
1人分251kcal/塩分1.7g
材料(2~3人分)
緑豆春雨...100g
むきえび...100g
サラダ油...大さじ2
にんにくのみじん切り...1片分
水...2カップ
液体塩麴...大さじ2
砂糖...小さじ2
万能ねぎの小口切り...1本分
黒こしょう...小さじ1/2
パクチー(2㎝長さに切る)...2本(三ツ葉や青じそでもよい)
作り方
1 春雨はサッと熱湯でゆで、ざるへ上げる。えびは背わたを取る。
2 フライパンにサラダ油とにんにくを入れて中火にかけ、香りが立ってきたら、えびを加えて炒め、取り出す。
3 2 のフライパンに水を入れて煮立て、塩麴、砂糖を加える。春雨を入れ、汁を吸わせるように炒める。汁けがなくなったら、えびを戻し入れる。
4 万能ねぎ、黒こしょう、パクチーを加えてひと混ぜし、火を止める。
取材・文/石井美佐 撮影/中野正景