「片づけが苦手で...」「すぐ部屋が散らかっちゃう...」そんな悩みを抱える人も多いのでは?そんな人にぜひ試してほしいのが、整理収納コンサルタントで人気ブロガー・須藤昌子さんが提案する「絶対やらないこと、のルールを作ること」。ズボラで面倒くさがり、という著者が記した話題の一冊『死んでも床にモノを置かない。』(すばる舎)より、誰にでもできる、シンプルな「お部屋の整え方」のエッセンスをお届けします。
考える家事は、やらない
私は、毎朝4時台には起きて、朝の家事をしています。
「どうしてそんなに早く起きるのか?」というと、誰にも邪魔されずに、自分のペースである程度の家事を終えてしまいたいからです。
家族が起きてくると、子どもの髪を整えたり、準備の手伝いをしたりと、自分のやりたいことがスムーズに進まなくなります。そして、みんなが起きてくる前に家事が終われば、後はすべて自分のための時間として使うことができます。
スムーズに家事をこなすことで、時間を有効に使うことができるのです。
起きた後、洗面所へ行き、雑巾を絞り、バスルームを拭き上げ。次は棚を拭き上げ、トイレ掃除、そして、雑巾を洗いながらの洗面所の掃除。次は、キッチンのワークトップや棚の上、カウンター、ダイニングテーブルを拭き上げる。
これがルーティンになっているので、何も考えず、ただ雑巾を動かすだけで、水まわりのお掃除は終了となります。
水まわりの動線に従って、近くにあるモノから順に行います。毎日、お掃除していると自然にその行動が染みついてきて、面倒だとか嫌だとか、考える間もなく、体が自然に動いてしまうのです。
「大変でしょう」「すごいね」なんて、言われることがありますが、実は、私自身、何も考えてはいないのです。
そう考えると、習慣は、本当にすごいと思います。
収納に関しても同じ。使う場所に使うものを置くようにするだけ。さっと取り出せて、パッと使える。それだけを考えて収納の方法を選んでいます。
私は、もともとズボラで面倒くさがりだということが根底にあるのかもしれません。
扉を開けて、取り出した箱のふたを開けて、中身を取り出して......というように工程がたくさんあると、使った後、元あった場所に戻すことすら面倒になります。
だから、いろいろ難しく考える必要のない「シンプルな収納」を心掛けています。
すると、システム化され、使いやすくなり、流れるように家事が進んでいきます。
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