【本作を第1回から読む】【マウンティングとの正しい付き合い方】「ワイン愛好家マウント」は一流こそ実践する
『人生が整うマウンティング大全』 (マウンティングポリス/技術評論社)第3回【全3回】
SNSの普及により、自身の充実した生活をアピールしやすくなった現代。そこでは「マウンティング合戦」があちこちで繰り広げられています。マウンティングによって精神は疲弊する。でも、マウンティングで得られる承認欲求には抗えない...。『人生が整うマウンティング大全』(技術評論社)は、マウンティング研究家として情報発信に取り組んできた著者が、マウンティングノウハウを伝えるために記した1冊。「マウンティング地獄」から脱出し、マウンティングとの正しい付き合い方を学びましょう!
※本記事はマウンティングポリス 著の書籍『人生が整うマウンティング大全 』(技術評論社)から一部抜粋・編集しました。
「マウントする」ではなく「マウントさせてあげる」が超一流の処世術~おすすめ「マウンティング枕詞」
対人コミュニケーションを図るうえで、「ステルスマウンティング」はあらゆるビジネスパーソンにとって強力な武器となりうるスキルである。一方で、ビジネスシーンにおいて良好な人間関係を構築するうえでは、より重要度の高いスキルがある。それは、「マウントさせてあげて、相手のメンツを立てることで、自分の味方になってもらう」方法である。
「マウントさせてあげる」ことによって、十分な敬意を示すことができれば、相手は自分に対してポジティブな印象を抱いてくれるようになる。人間という生き物は、自分に好意を示してくれる人や自分という存在を丁重に扱ってくれる人に対しては、攻撃しづらいものなのだ。
では、適切な形で「マウントさせてあげる」ためには、具体的にどのようなやり方が考えられるのだろうか。最も効果的と思われる方法の1つは、発言の冒頭に適切な「マウンティング枕詞」を加えることだ。おすすめのマウンティング枕詞を「共感型」「尊敬型」「謙遜型」に分類した。以下ではそのうちの「共感型」を紹介する。