いよいよ「平成」が終わりを迎えます。ニッポンが駆け抜けてきたこの30年間、何が起こり、何が変わったのか......。「とらえどころのない時代」と言われがちな「平成」とは一体何だったのか、この機会にわかりやすいイラスト図解とともに振り返ってみましょう。
※この記事は『雑学ニッポン「出来事」図鑑』(KADOKAWA)からの抜粋です。
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阪神淡路(あわじ)大震災【1995(平成7)年】
6400人以上の死者を出した未曾有(みぞう)の大惨事
神戸~淡路島周辺でマグニチュード7.3(震度7)の巨大地震が発生。耐震設備が十分でない建物や木造住宅の倒壊、大規模な火災が大きな被害につながり、淡路島北部や阪神地区一帯で多くの犠牲者を出すこととなりました。
[1995年1月17日5:46]
地震発生
淡路島北部沖、明石(あかし)海峡を震源にマグニチュード7.3の大地震が発生。
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[1月20日]
不通となっていた東海道新幹線の京都~新大阪間の運転が再開。
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[1月27日]
中国自動車道が全面開通。寸断されていた物流が復活。また、文部省の調べで被災地からの転校を余儀なくされた子どもが1万2000人を超えることが判明。
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[1月31日]
天皇・皇后両陛下が被災地を訪問。西宮市の市民運動場にヘリで到着され、西宮市立中央体育館や神戸市長田区の菅原市場、北淡町役場などをバスで移動してお見舞い、被災者を励まされた。
●ボランティア
各方面から多くのボランティアが被災地に入り、様々な支援活動が行なわれた。こうした大規模かつ連携的な活動が初めて行なわれたことから「ボランティア元年」と称されることも。
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