「豆乳」を飲む習慣がある方は、どれくらいいるでしょうか?
豆乳は牛乳よりも脂質や糖質が低く、コレステロールも含まないヘルシーな食材。大豆由来の栄養も豊富に含まれており、からだにいいメリットがたくさんあります。
でも健康のためにただ"飲む"だけでは、ちょっともったいないかもしれません。料理家ウー・ウェンさんによる『豆乳 からだを整える基本の食材』(主婦と生活社)という1冊をめくると、豆乳を使ったレシピの幅広さに驚かされます。
豆乳のある暮らしをもっと楽しみたい方へ、本書の内容を少しご紹介しますね。
豆乳は"だしいらず"のおいしいスープ
料理家のウー・ウェンさんが生まれ育った中国では、台所に必ず豆乳があり、子どもの頃から豆乳に慣れ親しんできたといいます。
豆乳はそのまま飲めばドリンクになり、野菜を入れればそれだけでおいしいスープになります。たとえば、鍋で豆乳を温めて、豆苗を入れてサッと煮て、塩をパラリ。(中略)これだけでドリンクとはまったく違う料理になることに驚きますよ。(本書p.12より)
考えてみれば豆乳は大豆のだし汁。だしそのもの、なんですね。このシンプルな基本のスープは、きのこ、かぼちゃ、カリフラワー、かぶ......と、入れる野菜を変えるだけで味わいの異なるスープに。冷えに悩まされるこれからの季節、朝の豆乳スープは温活にもよさそうです。