しみしみの大根がたまらない...!「ぶり大根」と「ポトフ」の簡単レシピ【料理研究家村上祥子さんが指南】

冬になるとみずみずしさが増しておいしくなる大根。漬物にしたり、蒸し大根にしておくと便利です。ぜひ皮までムダなく使いたいものです。また、栄養面でも優秀な野菜です。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年12月号に掲載の情報です。

【前回】【料理研究家村上祥子さんに教わる】旬の大根を使い切り!ちゃちゃっと作れるお手軽副菜4レシピ

しみしみの大根がたまらない...!「ぶり大根」と「ポトフ」の簡単レシピ【料理研究家村上祥子さんが指南】 2312_P020-021_02.jpg消化酵素が豊富
大根は食べ物を消化吸収するのに欠かせない消化酵素が豊富です。たんぱく質を分解するプロテアーゼ、炭水化物を分解するアミラーゼ、脂肪を分解するリパーゼを含んでいます。胃もたれに大根おろしが効果があるのは消化酵素のおかげです。

大根のおいしさをしみじみ味わう

【大根のポトフ】
1人分334kcal/塩分0.8g

しみしみの大根がたまらない...!「ぶり大根」と「ポトフ」の簡単レシピ【料理研究家村上祥子さんが指南】 2312_P024-025_05.jpg

材料(4人分)
大根...1本
牛もも塊肉...400g
塩...小さじ1/2
こしょう...少々
水...4カップ
じゃがいも...2個
玉ねぎ...1個
ローリエ...1枚
フレンチマスタード...適量
マイクロピノミックス (発芽したてのハーブ類)...少々

作り方
(1)牛肉は4つに切り、塩、こしょうする。
(2)大根は皮をむき、3cm幅の輪切りにし、さらに半分に切る。じゃがいもは皮をむき、半分に切る。
(3)圧力鍋に(1)を入れ、水を注ぎ、玉ねぎを丸のまま加え、ローリエを加える。ふたをして火にかける。圧がかかったら弱火にして15分加熱し、火を止める。
(4)圧が下がったらふたを取り、牛肉と玉ねぎを取り出して汁をこす。
(5)鍋を洗って牛肉と玉ねぎ、ゆで汁を戻し、大根とじゃがいもを加えて火にかける。圧がかかったら弱火で1分加熱し、火を止める。
(6)圧が下がったら玉ねぎを十字に4つに切る。器に盛り、マスタードを添える。スープはスープカップに注ぎ、ハーブを散らす。

<おいしさのコツ>
圧力鍋は便利な調理道具ですが、使うときは食材も水も鍋の容量の2/3までにすると安全です。

 

<教えてくれた人>

管理栄養士・料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。栄養指導講座担当。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

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