「そろそろ本気で部屋を片づけたい!」と思いつつ、いつも中途半端で終わっちゃう...。そんな人は、「本気でモノを減らす」チャレンジをしてみませんか? 一般財団法人 断捨離(R)代表のやましたひでこさんは「生きている空間を快適に保つために、モノを減らすことが大切」と言います。そこで、やましたさんにお聞きした「本気でモノを減らすための3つのステップ」をご紹介! 今回は最後のステップ「見切る」効果についてです。
最初のステップ「見る」で、引き出しの中身を出してみて、「自分の家にはこれくらいモノがあるのか...」と現状を整理、次のステップ「見極める」で「今の自分に必要なものかどうか」を判断できたら...さあ、最後のステップです!
前回の記事:モノを減らすための第1歩。引き出しの中身を「全部出してみる」効果とは
前回の記事:モノを減らすためには「判断」が大切! いまの自分に必要か「見極める」方法とは
本気でモノを減らすためのSTEP 3「見切る」
不要なモノを家の外に出して捨てる
・ 行動することが重要。不要なモノをとにかく家の外に出す。
・ ゴミとして捨てる、 必要な人に回すなどして、手元から放すこと。
見切ることは捨てること。家の外に出してやっと完了
最後は不要なモノを見切る作業です。捨てる=出す。
とりあえずほかの空いているスペースに置いておくのではただのゴミの移動にすぎません。
不要なモノを家の外に出すモノを手放したら、必ずそれに代わるモノが得られます。
ため込んでいたら不愉快になりますが、出すと愉快になります。
このように、モノの新陳代謝によって意識も変わるのです。
モノがなくなった後はうっとり空間を作る
「収納術は片づけの済んだいちばん最後の作業です。取り出しやすく、しまいやすく、なおかつ美しい収納を心がけましょう」
そのためには初めにモノが何もない空間に整え、その後お気に入りのモノを置いていきます。
「すっきりは当たり前。その先のうっとりした空間を作ってこそ断捨離なのです。そうして愉快に暮らすことが最終目標です」
●ポイント「収納は5割に」
「見える収納」は空間に対し、5割以下の量が適切。取り出しやすく、しまいやすく、しかも美しい収納といえる。
全て取り払う
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お気に入りを置く
美しいうっとり空間を作るためには、まずモノをすっかりなくした状態にしてから。
その中で、本当に置きたいモノは何かを考えながら置く。
何もない殺風景な状態から、心地よい空間になる。
取材・文/細川潤子 撮影/原田 崇 イラスト/みやしたゆみ