疲れていないのに「疲れてる?」と聞かれる、実年齢より老けて見られる...。それ、もしかすると「透明感」が失われているせいかもしれません。人の印象を大きく左右する「透明感(=水分、みずみずしさ」は何歳からでも取り戻せます。そこで今回はイメージコンサルタント・吉村直子さんによる著書『40代からの透明感のつくり方 「青」でキレイになれる』(あさ出版)をご紹介。若々しくイキイキとした見た目を手に入れる方法を厳選してお届けします。
※本記事は吉村直子著の書籍『40代からの透明感の作り方』から一部抜粋・編集しました。
イラスト/千坂まこ
ファンデーションは明るめのピンク系を選ぶ
「日本人は黄色人種なのでオークル系が似合います」
「白浮きするといけないので、お肌よりワントーン暗めの色をおすすめします。そのほうが小顔効果もありますよ」デパートの化粧品売り場でファンデーションの色を選んでもらう際に、美容部員さんがよく言うセリフです。
ほとんどの人が何の疑問も持たず、美容部員さんの言葉に従って、そのファンデーションの色を選んでいるのではないでしょうか。
ファンデーションのカラーバリエーションは、大きくはオークル系とピンク系に二分されることがほとんどです。
オークル系とは、黄みのある色です。
そのため、オークル系のファンデーションをくすみやシミが気になる年代の方がつけると、同化現象によりもっと黄みが目立ち、くすみが強調されます。
さらに白浮きを恐れたり肌なじみを重視したりして、実際の肌よりワントーン暗めの色を選べば、そこには黒が入ります。
するとどうなるでしょうか。
肌の影が強調されて暗くなり、顔がたるんだ印象になります。
お店で鏡を見ているだけでは気づきにくいのですが、この違いは写真を撮ると歴然です。
では、どんな色を選ぶのがいいのでしょうか。
ファンデーションの色は、明るめのピンク系を選びましょう。
透明感の理想形である赤ちゃんの肌がピンクがかっているように、ピンク系のファンデーションを使うと、黄みがかった肌の色が補正されて透明感を演出することができます。
また、少し明るめのほうが、時間が経ってくすんだときに効力を発揮します。
ちなみに、ファンデーションの種類は、パウダータイプよりリキッドタイプ、またはクリームタイプが良いです。
リキッドタイプやクリームタイプを選ぶことで、みずみずしさがさらにアップします。
ファンデーションは肌の色を補正するためのもの。
自分の肌の色に合うものではなく、理想の肌に近づける色を選ぶようにしましょう。
ほとんどのメーカーは色をピンク系とオークル系に分けているので、どれがピンク系かわからない場合は、ウェブサイトやパンフレットで確認するか美容部員さんに聞いてみましょう。