ホットタオルの正しい作り方! スキンケアや疲れ目、デコルテケアにもおすすめの方法

スキンケアや疲れの解消は日々行うことが大切。でも家事や仕事などで忙しく、時間をかけたケアが難しい場合もあるでしょう。そんなときには、手間や時間をできるだけかけずにスキンケアなどができるホットタオルの活用がおすすめ。本記事では、ホットタオルの正しい作り方と、期待できる効果、応用的な使い方などを紹介します。

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ホットタオルの正しい作り方

ここでは、ホットタオルの作り方を3つ紹介します。

作る際の注意点として、どの方法も共通して、体温よりもやや高めに温めます。

タオルはすぐに冷めてしまうので、適温で使用できるように数枚用意しておくと便利です。

正しくホットタオルを作って上手に活用しましょう。

■その1:タオルをお湯に浸けて絞る

半分に折ってロール状に巻いたタオルと、45~50度程度のお湯を用意します。

タオルの両端を残してお湯に浸し、絞ればホットタオルの完成です。

タオルは、スポーツタオルのようなやや大きめのもののほうが楽に絞れます。

■その2:電子レンジでタオルを温める

タオルを水でぬらして水気を絞り、ラップで包み、電子レンジで温めます。

タオルが40度程度になるように、500~600Wの電子レンジで30~60秒くらいの温めが目安です。

加熱後しすぎはやけどのリスクがあるため、一気に温めないことが大切です。

加熱が足りない場合は、およそ10~30秒ずつ温めを繰り返して、様子をみてください。

また、金銀糸や化学繊維を使用しているタオルは、電子レンジで加熱すると燃える可能性があるため危険です。

さらに、ラップの代わりに密閉容器で温めると、蒸気の逃げ場がなくなって容器が爆発する恐れがあります。

コットン製のタオルを使って、適切に温めましょう。

■その3:入浴中に作る

入浴で全身を温めながら、ホットタオルを作ったり顔を温めたりできるため便利です。

ホットタオルは、入浴時に湯船にタオルを浸して絞るだけで簡単に作れます。

タオル作りのために別途お湯を用意する必要もありません。

また、温かいタオルが冷めても、お風呂のお湯で温め直せます。

湯船のお湯にタオルを浸して使うことに抵抗がある場合には、蛇口やシャワーから洗面器などにためたお湯を使用すると良いでしょう。

ホットタオルはスキンケアや血行促進に使える

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ホットタオルを使った後はスキンケアの効果が高まります。

特に、クレンジング前のホットタオルは有効です。

肌が温まると毛穴が緩むうえ、蒸気で皮ふが水分を多く含んで柔らかくなるため、詰まった角栓との間に隙間ができやすくなります。

すると、毛穴の角栓や、肌に残っている古い角質が落ちやすくなります。

また、ホットタオルで体を温めると、血の巡りが良くなり、固まっていた筋肉がほぐれてこり解消に役立ちます。

血行促進は顔のむくみの解消や疲労回復にもつながります。

ホットタオルの基本の使い方

ここでは、ホットタオルの3つの基本の使い方をメリットとともに紹介します。

自分に合う方法を見つけて試してみてください。

■洗顔代わりに使う

朝に洗顔フォームを使う人は少なくありませんが、場合によっては汚れだけではなく必要な皮脂も取り去ってしまう可能性があります。

一方、ホットタオルを1分ほど顔に乗せてから汚れを取り除く方法は、洗顔フォームによる刺激を感じることがないため、優しく顔の汚れを除去したいときにおすすめです。

さらに、ホットタオルで顔を温めると血行が良くなり顔色が明るくなります。

ただし血行促進や保湿は一時的なものなので、スキンケアとあわせて行うことをおすすめします。

■クレンジングの前に毛穴をゆるませる

クレンジング前にホットタオルで毛穴を緩ませると、肌に過度な負担をかけずにクレンジングできます。

まず、クレンジング剤を肌になじませたら、ホットタオルを顔に乗せ、タオルを手で軽く3分ほど押さえます。

その後、クレンジング剤をタオルで優しくふき取り、最後にぬるま湯で洗い流します。

一方、クレンジング後にホットタオルを使う方法もあります。

手順はクレンジングの後、ホットタオルを30秒ほど顔に押し当てて、汚れを優しくぬぐうだけです。

この方法なら、洗顔後に乾燥してデリケートな状態になった肌が、摩擦で刺激されることがありません。

■スキンケアの前に血行促進

スキンケアを始める前にホットタオルを顔に乗せて2~3分温めるのがおすすめです。

血行が促進されるだけではなく、化粧水や美容液の浸透を良くしてくれます。

乗せている間にタオルが冷めたら温かいタオルに置き換える流れを2~3回繰り返すと、より高い効果が期待できます。

ただし、頻繁にしすぎると肌に刺激を与えてしまう恐れもあるため、週1~2回程度にとどめましょう。

また、アフターケアとして保湿と毛穴の引き締めを忘れずに行うことも大切です。

ホットタオルの応用編

自宅で気軽にできるホットタオルのケアは、さらに多くの場面で活用できます。

ここでは、ホットタオルを応用したケアを6つ紹介します。

ピンポイントでパーツケアができるホットタオルの使い方も紹介しているので、自分の悩みに適した方法があれば試してみてください。

■【アイケアに】温かさが目に心地よし♪

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ホットタオルはアイケアにも役立ちます。

例えば、眼精疲労は目の筋肉の疲れが原因です。

ホットタオルで目の周辺の筋肉を温めると、血のめぐりが改善し筋肉が良い具合にほぐされて、目の疲労回復につながります。

また、血行不良が原因の目元のクマにも、ホットタオルを使う方法は有効です。

アイケアを行う際には、目を閉じた状態でまぶたに重なるようにタオルを乗せ、5~10分程度温めます。

ホットタオルを使った後は水分の蒸発による肌の乾燥を防ぐために、保湿もしっかり行いましょう。

■【肩や首のこりに】緊張した筋肉をホットタオルが温めてほぐす

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筋肉のこりは、筋肉が収縮して血流が滞り、老廃物が蓄積することによって発生します。

ホットタオルには、血行を促して、固まった筋肉をほぐす効果があるため、肩こりや首のこりを改善したいときにも活躍します。

ただし、激しい痛みや急性の痛みは、温めると良くなるどころか悪化する場合もあるため注意が必要です。

慢性的な肩こりを改善するためにホットタオルを使いたい場合は、自己判断せず医療機関に相談しましょう。

■【デコルテケアに】タオルの温かさで血行促進!デコルテの透明感アップ

ホットタオルには血行促進効果があるため、デコルテの美肌対策にも有効です。

肌は血行が悪くなると老廃物が滞り、健康的な赤みが失われてしまいます。

その結果、青みがかったくすんだ暗い色になりがちです。

肌そのものの色が目に付きやすいデコルテは、年齢が表れるパーツでもあります。

ホットタオルでデコルテを温めれば、血の巡りが良くなり、肌のくすみが取れて透明感がアップするでしょう。

また、顔のケアと同じくしっかりと保湿も心がけましょう。

■【保湿ケアに】ホットタオル&美容液でしっとり肌へ

保湿効果をより高めたい場合は、ホットタオルと美容液の合わせ技がおすすめです。

クレンジングや洗顔を済ませ、いつもの保湿を行ったら、普段より多めに美容液を塗った上からホットタオルを乗せます。

2~3分程度経過したらタオルを取り、さらに美容液をたっぷり塗れば終了です。

もっと保湿を強化したい場合は、保湿ケアをして美容液を塗った後、ホットタオルを顔に巻き付けて1分半ほど放置し、再度、温め直したホットタオルを1分半ほど顔に巻きつけてから、美容液を塗る方法もあります。

ホットタオルで温めた肌は特に乾燥しやすい状態のため、どちらの方法を行った場合でも十分な保湿が重要です。

■【ピーリングケアに】乳液マッサージで優しく角質オフ

不要な角質が肌表面に残っていると、くすみやごわつきの原因となります。

健康的な美しい肌を保つには、定期的なピーリングケアが大切です。

乳液マッサージとホットタオルを併用する方法なら、肌のダメージを最小限に、角質を優しく除去できます。

乳液マッサージは、顔全体と首筋に乳液をたっぷりなじませて、マッサージする方法です。

まずフェイスラインやデコルテのリンパを2~3分程度マッサージして肌に乳液をなじませます。

乳液が透明になったら、水分をやや残した状態のホットタオルを顔に乗せて温めます

最後にタオルで乳液を優しく拭き取ります。

ホットタオルで顔を温めることで古い角質をほぐし、乳液になじんだ角質が取り除きやすくなります。

■【頭皮・ヘアケアに】頭皮の血行促進!毛穴をゆるませて汚れを落としやすく

頭皮ケアやヘアケアにもホットタオルを活用できます。

ホットタオルを使うと、頭皮の毛穴に詰まった皮脂や汚れが落ちやすくなります。

さらに、頭部の血行が良くなり頭皮に栄養が行き渡りやすくなるため、髪の成長を促すことも可能です。

血行促進は頭のこりの改善にもつながります。

例えば頭皮ケアをする場合、シャンプー前に、ホットタオルで頭皮を蒸らす方法が有効です。

触ったときに少し熱いと感じる程度まで温めたタオルで頭全体を包んだら、タオルが冷めるまで放置します。

その後もタオルを交換しながら10~15分程度温めるとより効果的です。

一方、ヘアケアをする場合には、トリートメントとホットタオルを併用します。

髪全体にトリートメントを付けたら、髪を全て包み込むようにホットタオルを巻き、その上からラップで包んで10分ほど蒸らしたら洗髪しましょう。

洗った髪は完全に乾ききるまでドライヤーをかけることが頭皮にも髪にとっても大切です。

ホットタオルの作り方をマスターして、スキンケアやボディメンテナンスに役立てよう

ホットタオル作りは、特別なものを用意する必要がありません。

タオルをお湯に浸したり電子レンジで温めたりするほか、入浴しながらでも簡単です。

また、洗顔の代わりに使ったり血行促進対策になったりするだけではなく、肩こりや疲れ目などの改善、クマやデコルテ、角質などのケア、さらには、頭皮や髪のケアなどにも幅広く活用できます。

気軽にスキンケアやボディメンテナンスをしたい人は、ホットタオルを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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