60平米の賃貸マンションで、共働きをしながら4人の子どもを育てるベリーさん。ブログにつづったワーキングマザーの暮らしのワンシーンに、家事をラクにするたくさんの工夫があると話題になっています。今回は、そんなベリーさん初の著書『シンプル丁寧に暮らす』(すばる舎)から、すぐに真似できる「暮らしをラクにするコツ」を一部抜粋してお届けします。
一瞬で献立が決まる「4つの組み合わせ」
わが家は家族全員、食べることが大好きです。
一日の終わりの夕飯は、みんなでゆっくり食べたい。
家族のリクエストも聞きながら、おかずを4品出すようにしています。
4品って、大変そうに聞こえるかもしれません。
けれど、私の調理法はごくシンプルなものが多く、焼いたり蒸したり炒めたりするだけというのもたくさんあります。
ミニトマトなど洗って出すだけのものでも、もちろん1品。
時間や手間をかける料理は週末やイベント時だけと割り切って、平日は簡単に仕上げられるものを選んで作ります。
何を作るかは、4つのカテゴリーで考えて決めていきます。
①肉 or 魚
②大豆製品(豆腐 or 納豆 or 豆料理)
③卵(卵焼きやゆで卵)
④野菜
です。
夕飯でたんぱく質をしっかりとりたいと思っているので、この組み合わせ。
それぞれのカテゴリーから1品ずつ決めていきます。
たとえば、ある日の夕飯は①むね肉で作った鶏ハム、②納豆、③チーズ入り卵焼き、④ブロッコリーのオイル蒸し、といった感じです。
あらかじめ献立を決めることはしていません。
その日の朝の出勤前に冷蔵庫をチェックして、今晩はこんな感じで作ろうかなあとざっくりイメージします。
帰宅後、再度冷蔵庫の中を見ながら、カテゴリーごとにおかずを決めます。
この方法に落ち着く前は、3日ごとや1週間ごとの献立を考えていたこともありました。
予定どおりに進むと、食材も計画的に買えるし、毎回考える必要がなくラク。
......けれど私の場合、家族の体調に合わせてメニューを変更したり、やっぱりこっちを先に食べたいと考えたり。
そんなこんなで、数日分の献立を立てるのはやめました。
「4カテゴリーで考える」のざっくり方法がストレスもなく、今の私に合っています。
ちなみに、おかずは個別のお皿に盛りつけることはしません。
鍋のままか、ひとつの皿にどんと出し、各自で自分の小皿に取り分けるようにしています。
撮影/林ひろし
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キッチンの使い方や物の管理法、家のルールまで、スモールスペースでも6人家族がストレスなく暮らす工夫が全7章にわたって紹介されています