乾燥肌や疲れ、風邪、冷えの対策に。冬の体を整えるコーヒーアレンジ術【管理栄養士の成澤文子さん】

近年、コーヒーがもたらす健康効果が見直されています。冬の気になる症状の予防対策に、コーヒーを役立ててみましょう。

※この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年2月号に掲載の情報です。

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コーヒーはココにイイ!
ポリフェノール(クロロゲン酸)が健康効果をもたらします。
● 脂肪肝予防
● 糖尿病予防 
● 肝がん予防
● 脳梗塞予防 
● ダイエット効果
● リラックス効果

1日3杯のコーヒーが
健康に関するリスクを軽減

日本や欧米の研究所により、健康効果について研究が進むコーヒー。

コーヒーに含まれるポリフェノールである「クロロゲン酸」が血液や血管に働き、脳卒中や生活習慣病による死亡リスクを低下。

抗酸化・抗炎症作用もあるとされます。

また、カフェインの効果により呼吸器疾患のリスクが下がるという研究結果を、国立がん研究センターが報告。

「寒さで体のバランスが崩れやすくなる冬は、不調改善に役立つ素材を合わせたコーヒーがおすすめです。カフェインによる睡眠の質の低下が気になる方は、カフェインレスのものを選び、午後3時以降の摂取を控えるといいでしょう」(成澤さん)

適量は1日3~4杯程度。

飲み過ぎに注意し、意外な味の組み合わせを楽しんでみてください。

健康効果別・簡単アレンジ3

<乾燥肌・疲れに>
甘酒コーヒー
1人分80kcal/塩分0.2g

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アミノ酸やビタミンを含み「飲む点滴」とも呼ばれる麴甘酒は、冬特有の疲れの味方に。保湿効果とバリア機能の改善にも役立ち、乾燥肌対策にもおすすめです。

材料(1人分)
ホットコーヒー...100mL
米麴甘酒...100mL

作り方
(1)甘酒を耐熱性の器に入れ、600Wの電子レンジで30~40秒ほど加熱し温める。
(2)マグカップに注いだコーヒーに(1)を注ぎ、よく混ぜ合わせる。コクが欲しいときは、牛乳(分量外)を加えても。

 

<教えてくれた人>

管理栄養士・料理研究家
成澤文子(なりさわ・あやこ)さん

家庭で作れる本格レシピが人気。メディア、企業に向けたレシピ開発・提案から、食育指導、特定保健指導など健康支援でも活躍中。

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