風邪、乾燥、不眠、代謝の低下などに悩まされるこの季節。体調維持に役立てたいのが、効能たっぷりのホットドリンクです。体をうるおし、胃腸を温めながら心身をケアしましょう。今回は国際中医薬膳師でもある料理家の井澤由美子さんに「のどや肌をうるおす、ホットドリンクの作り方」を教えていただきました。
皮膚や粘膜を修復する作用があるビタミンEやカロテン、たんぱく質のほか、はちみつ、甘酒の麹菌もうるおいを与えるのに役立ちます。
写真右から
さわやかな酸味ととろみで飲みやすく
「はちみつゆずれんこんジュース」
咳止めに良いといわれるれんこんのすりおろしに、はちみつの抗菌効果、ゆずのビタミンCをプラス。
【これが効く!】
・れんこん
・ゆず
・はちみつ
材料(1人分)
れんこん...約15g
ゆず...1/2個
はちみつ...大さじ1
水...1カップ
作り方
① れんこんは1枚を薄くスライスし、半分に切る。残りは皮ごとすりおろす(大さじ1程度)。ゆずはくし形に切る。
② 小鍋に水、れんこんを入れて火にかけ、煮立ったらゆず、はちみつを加える。
コクのある風味豊かなドリンク
「ごまのアーモンドミルクセーキ」
ビタミンEが豊富なアーモンドミルクやごまに、肌をうるおす卵のたんぱく質をプラス。栄養価満点です。
【これが効く!】
・アーモンドミルク
・卵
・白すりごま
材料(1人分)
アーモンドミルク(加糖)...1カップ
卵...1個
白すりごま...大さじ1
作り方
① 卵は溶きほぐす。
② 小鍋に全ての材料を入れ、混ぜながら温める。
《栄養豊かなアーモンドミルクが人気》
たっぷりのビタミンEと食物繊維が摂れる人気のアーモンドミルク。コンビニやドラッグストアでも入手可能。
甘酒のやさしい甘味がしみわたる
「にんじんの甘酒」
皮膚を守るβカロテンが豊富なにんじんと、甘酒の麹で保湿力アップ。オリーブ油でβカロテンの吸収を高めます。
【これが効く!】
・にんじん
・オリーブ油
・甘酒
材料(1人分)
(A)甘酒...1カップ
(A)にんじん(すりおろす)...大さじ1
(A)レモン果汁...少々
オリーブ油...少々
作り方
小鍋にAを入れて温める。耐熱カップに注ぎ、オリーブ油をふる。
【まとめ読み】特集「冬の体をととのえる手作りホットドリンク14」記事リスト
取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト* ゴ) 撮影/公文美和