血行を促進し、体を温めてくれる「しょうが」は、冷え性改善に嬉しい食材として積極的に取り入れたいもの。ほかにも強い抗菌力、消化・吸収能力を高める、アンチエイジング、コレステロールの調整などしょうがの健康パワーはたくさんあります。管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、いつでも便利に使える「しょうがオイルの作り方」を教えていただきました。
しょうがをいつでも便利に
しょうがオイルの作り方
みじん切りにしたしょうがをオレイン酸を多く含むオリーブ油に漬けたしょうがオイルは、料理に足すだけで毎日しょうがを摂ることができる手軽な保存食です。
香味野菜として炒めたり、スープに入れたり、とても便利です。
オリーブ油だけでなく不飽和脂肪酸が多いエゴマ油やアマニ油で作ってもよいでしょう。
保存期間
常温で約1年間保存できる。
冷暗所(光の当たらないところ)に置く。冷蔵庫でもよい。
材料(できあがり250ml瓶2本分)
しょうが...200g(正味)
オリーブ油...200ml
大さじ1あたり72kcal/塩分0g
作り方
① しょうがはよく洗って水けをふき、汚れているところだけ除いて、皮ごとみじん切りにする。
② 瓶(ここでは250ml容量の瓶2本)に入れ、ふたはしないで電子レンジ600Wで1分加熱する。
③ 取り出してオリーブ油をひたひたまで入れる。
④ ラップを丸めて表面にのせ、ふたをする。すぐに使える。
しょうがオイル ちょい足し アイデア
みそ汁や卵かけご飯などに、しょうがオイルを小さじ1ほどちょい足しし、毎食しょうがを食べる習慣をつけ、風邪に備えましょう。
納豆や豆腐にもよく合います。
卵かけご飯
おひたし
みそ汁
取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)