健康パワーアップ!酢しょうが活用レシピ/しょうがの保存食レシピ(3)

血行を促進し、体を温めてくれる「しょうが」は、冷え性改善に嬉しい食材として積極的に取り入れたいもの。ほかにも強い抗菌力、消化・吸収能力を高める、アンチエイジング、コレステロールの調整などしょうがの健康パワーはたくさんあります。管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに「基本の酢しょうが活用レシピ」を教えていただきました。

「シーフードしょうがマリネ」

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1人分188kcal/塩分1.1g

材料(2人分)
無頭えび...4尾
ゆでだこ...70g
いかの胴の部分(皮をむいたもの)...100g
紫玉ねぎ...1/8個
(A)基本の酢しょうが...大さじ4※基本の酢しょうがの作り方は本記事の下部参照
(A)オリーブ油...大さじ2
(A)白ワイン(または酒)...大さじ2
(A)ローリエ...1枚
(A)塩...小さじ1/2
(A)こしょう...少々
サニーレタス...1枚
パセリ(みじん切り)...少々

作り方
① えびは殻をむき、背わたを取る。たこは一口大のぶつ切りにする。いかは5mm間隔で斜め格子状に切り込みを入れ、2×5mm大に切る。えび、たこ、いかともにサッとゆでてざるに上げる。

② 紫玉ねぎは薄切りにする。

③ ボウルにAを混ぜ合わせ、①②を加えて漬け込む。

④ すぐに食べられるので、器にサニーレタスを敷き、③を盛り、パセリを散らす。

「鶏肉のしょうが炒め焼き」

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1人分393kcal/塩分0.4g

材料(2人分)
鶏もも肉...300g
塩、こしょう...各少々
小麦粉...小さじ1
基本の酢しょうが...大さじ4基本の酢しょうがの作り方は本記事の下部参照
オリーブ油...大さじ2
酒...大さじ2
パセリ(みじん切り)...少々

作り方
① 鶏肉は一口大に切り、塩、こしょうをして、小麦粉を入れたポリ袋に加えたら、よくふって全体にまぶす。

② フライパンを温め、オリーブ油、漬け酢をきったしょうがを加え、①を並べ入れ、ふたをして中火で4分焼く。焼き色が付いたら裏返し、弱火にして4分加熱して火を通す。

③ 酒と酢しょうがの漬け酢を加えて強火にし、汁がとろりとなるまで煮つめて火を止める。

④ 器に盛り、フライパンに残ったソースをかけ、パセリを散らす。

「小松菜と豚バラ肉のしょうが鍋」

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1人分431kcal/塩分1.0g

材料(2人分)
豚バラ薄切り肉...200g
小松菜...200g
基本の酢しょうが...大さじ4基本の酢しょうがの作り方は本記事の下部参照
水...3カップ
練りがらし、しょうゆ...各適量

作り方
① 豚肉が長い場合は半分に切る。小松菜は根元を切り落とし半分に切る。

② 鍋に水を入れて煮立て、①と酢しょうがを加える。

③ 取り皿に練りがらしとしょうゆを合わせ、ゆで汁で薄め、鍋の酢しょうがを加え、つけだれにする。具材に火が通ったらつけていただく。

「ゴーヤとしょうがのおかかあえ」

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材料(2人分)
ゴーヤ...1/2本
基本の酢しょうが...大さじ2基本の酢しょうがの作り方は本記事の下部参照
しょうゆ...小さじ1
ごま油...小さじ1
削り節...小1袋(3g)

作り方
① ゴーヤは縦半分に切ってわたと種を取り、薄切りにする。塩少々(分量外)を加えた熱湯でサッとゆでて冷水に取り、ざるに上げて固く絞る。

② 酢しょうがの漬け酢、しょうゆ、ごま油をボウルで合わせ、①としょうがを加え、削り節を加えてあえる。


【おさらい】基本の酢しょうがの作り方

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材料(作りやすい分量/できあがり約400g)
しょうが...200g(正味)
(A)米酢...150ml
(A)水...50ml 
(A)砂糖...60g
(A)塩...小さじ1

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作り方
① しょうがはよく洗って水けをふく。新しょうがは皮付きで、ひねしょうがも汚れているところだけ除き、1~2mm厚さの薄切りにしてボウルに入れる。

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② 鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら火を止める。

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③ 熱いうちに、①に回しかける。

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④ 常温まで冷まし、瓶に入れる。30分後から食べられる。

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【保存期間】

常温で約1年間保存可能。冷暗所(光の当たらないところ)に置く。冷蔵すると酸味がまろやかになる。


【まとめ読み】特集「しょうがの保存食レシピ」記事リスト

取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)

 

<教えてくれた人>

管理栄養士 料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。同大学にある「村上祥子料理研究資料文庫」で50万点の資料が一般公開されている。

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(村上祥子/女子栄養大学出版部)

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この記事は『毎日が発見』2021年1月号に掲載の情報です。

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