そのまま食べてもおいしい! 基本の酢しょうがの作り方/しょうがの保存食レシピ(2)

血行を促進し、体を温めてくれる「しょうが」は、冷え性改善に嬉しい食材として積極的に取り入れたいもの。ほかにも強い抗菌力、消化・吸収能力を高める、アンチエイジング、コレステロールの調整などしょうがの健康パワーはたくさんあります。管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに「基本の酢しょうがの作り方」を教えていただきました。

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酢しょうがで代謝アップ! デトックス効果も!

"酢+しょうが"は日本人が昔から慣れ親しんできた名コンビです。

新陳代謝を活発にして血行を促進、体を温めて冷えやむくみを解消。

また、体内の毒素を体外に排出するデトックス効果もあります。

多面的に健康をサポートしてくれるのが酢しょうがの魅力です。

そのまま焼き魚に添えたり、漬物代わりとして楽しんだり、しょうがの持つ効果を最大限に利用してください。

そのまま食べてもおいしい
基本の酢しょうがの作り方

材料(作りやすい分量/できあがり約400g)
しょうが...200g(正味)
(A)米酢...150ml
(A)水...50ml 
(A)砂糖...60g
(A)塩...小さじ1

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作り方
① しょうがはよく洗って水けをふく。新しょうがは皮付きで、ひねしょうがも汚れているところだけ除き、1~2mm厚さの薄切りにしてボウルに入れる。

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② 鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら火を止める。

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③ 熱いうちに、①に回しかける。

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④ 常温まで冷まし、瓶に入れる。30分後から食べられる。

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【保存期間】

常温で約1年間保存可能。冷暗所(光の当たらないところ)に置く。冷蔵すると酸味がまろやかになる。

酢しょうがQ&A

Q.新しょうがでもひねしょうがでも作ることができますか?

A.大丈夫です。どちらを使う場合も、皮ごと使うことをおすすめします。硬い皮が気になるときは、むいた皮を刻んで一緒に漬けるとよいでしょう。皮は青魚や豚肉、鶏肉の煮込みなどの風味付けに使ってください。煮込むと軟らかくなり、食べやすくなります。

Q.酢しょうがの米酢を黒酢に代えることはできますか?

A.黒酢は米酢よりアミノ酸の含有量が多いので、口当たりのよい酢しょうがになります。りんご酢などお好きなお酢の種類に代えたり、糖尿病が気になる方は砂糖をパルスイートにしてカロリーオフしてもよいでしょう。はちみつが好きな方は砂糖と同量のはちみつでアレンジを楽しんでください。

Q.新しょうがを漬けたらピンク色になりました。なぜですか?

A.新しょうがには抗酸化作用のあるポリフェノールの一種、アントシアニンという成分が含まれているからです。漬けるととてもきれいなピンク色になるときがあります。ひねしょうがはアントシアニンが少ないのでピンク色にはなりません。

【まとめ読み】特集「しょうがの保存食レシピ」記事リスト

取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)

 

<教えてくれた人>

管理栄養士 料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

料理研究家・管理栄養士。1942年、福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。同大学にある「村上祥子料理研究資料文庫」で50万点の資料が一般公開されている。

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『村上祥子のシニア料理教室』

(村上祥子/女子栄養大学出版部)

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この記事は『毎日が発見』2021年1月号に掲載の情報です。

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