睡眠中に起こる危険な脳梗塞があることを知っていますか
脳梗塞にはいくつかの種類があると書きましたが、次いで「アテローム血栓性脳梗塞」について紹介しましょう。
「アテローム血栓性脳梗塞」は脳の太い血管に血栓ができ、脳内の血管を詰まらせてしまうことで起こります。ラクナ梗塞と同様に夏に多く生じます。
夏の脳梗塞対策は水分補給が第一であり、のどの乾きを感じたときはすでに脱水が始まっていますから要注意です。それを感じる前にこまめに水分を摂るよう心がけましょう。
そしてアテローム血栓性脳梗塞の場合、水分不足になりやすい睡眠中と、起床後に発症しやすくなるのも特徴の一つです。とくに夏の夜は知らず知らずのうちに多くの汗をかいているもの。大きなペットボトル1本分にあたる500mlもの発汗をみることもあります。それを前提に、就寝前と起床後はコップ1杯ほどの水分補給をすることをおすすめします。
ただ、水分なら何でもいいというわけではありません。緑茶などカフェインの入った飲み物は利尿作用があるため、逆に水分を排出してしまうことも。ビールなどのアルコールも利尿作用があり、脱水の原因となりがちです。飲酒の後はミネラルウォーターや麦茶などで水分を補給してください。