脳科学者の西さんに聞きました「認知症・物忘れを防ぐがんばらない新脳活習慣」

最近、物の名前が出にくくなった...そんな不安を抱えていませんか? 若々しく健康な脳を保つ秘訣は、毎日の暮らし方にあります。習慣をほんの少し変えるだけ。簡単に始められる脳活で、元気な脳を手に入れましょう。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年8月号に掲載の情報です。

こんな人は要注意

あなたの脳は大丈夫?
こんな症状がある人は、脳が老化しているかもしれません。

脳科学者の西さんに聞きました「認知症・物忘れを防ぐがんばらない新脳活習慣」 2308_P020-021_01.jpg新しいことを始めるのが、面倒くさくてできない。

脳科学者の西さんに聞きました「認知症・物忘れを防ぐがんばらない新脳活習慣」 2308_P020-021_04.jpg睡眠時間が減ったり、睡眠の質が下がった気がする。

脳科学者の西さんに聞きました「認知症・物忘れを防ぐがんばらない新脳活習慣」 2308_P020-021_03.jpg何かにつけて、イライラすることが増えた。

脳科学者の西さんに聞きました「認知症・物忘れを防ぐがんばらない新脳活習慣」 2308_P020-021_02.jpg耳が遠くなったようで、聞き間違えが増えた。

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気付いたら、自分の話ばかりしてしまっている。

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食が細くなったり、食べたいと思うものがなくなってきた。

簡単に始められる習慣で脳は活性化できます

30代くらいから少しずつ萎縮が始まり、高齢になるにつれ縮んでいく「脳」。

脳が縮むと認知症を発症したり、人の気持ちが分からなくなったり、集中力が続かなくなったり、いわゆる「失礼な人・キレる人」になる可能性も。

「もう年だから...とあきらめてはダメ。日々の生活習慣(思考、行動)をほんの少し変えるだけで、脳を活性化させ、若返らせることができます。日常的に脳を鍛えると運動機能やバランス感覚が向上するので、転倒の予防にもつながります。脳を鍛えることは、体にも心にも良いことなのです」と、脳科学者の西さん。

このシリーズでは、西さんにお聞きした脳に効く習慣をご紹介。

この中から「これなら私にも無理なくできそう」と思うものを選び、さっそく今日から始めてみましょう。

大切なのは習慣化して「続ける」こと。

脳を元気にするために、1つでも2つでもいいので、長く続けてみてください。

あなたは何歳?
脳年齢をチェックしてみましょう

「片足立ち診断法」で今の脳年齢が確認できます
30秒以上立っていられれば、まだまだ脳は若い状態。30秒未満の人は脳の老化が進んでいます。このチェックを毎日続けることで、脳を鍛えることもできます。30秒以上を目指して、1日1度のチェックを習慣化してみるといいでしょう。

やり方

脳科学者の西さんに聞きました「認知症・物忘れを防ぐがんばらない新脳活習慣」 2308_P020-021_07.jpg(1)周囲に危険なものがない場所で立ち、両手はラクに下げる(腰に手を当ててもOK 。無理のない範囲で行って)。

脳科学者の西さんに聞きました「認知症・物忘れを防ぐがんばらない新脳活習慣」 2308_P020-021_08.jpg(2)両目を閉じ、上げやすい方の足を上げる(高さや位置は自由)。軸足がズレたり、上げた足が床につくまでの秒数を数える。

平均58.8秒 脳年齢30代
平均32.9秒 脳年齢40代
平均23.7秒 脳年齢50代
平均9.4秒 脳年齢60代
平均4.5秒 脳年齢70代
平均2.9秒 脳年齢80代

構成・取材・文/和栗 恵 イラスト/とつかりょうこ

 

<教えてくれた人>

脳科学者
西 剛志(にし・たけゆき)さん

工学博士、分子生物学者。東京工業大学大学院非常勤講師や特許庁を経て、2008年から成功する人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。7冊の著書は海外を含め、シリーズ累計31万部を突破。

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『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』

(西 剛志/アスコム)

今回紹介したテクニックのほか、家庭で簡単に行うことができる脳活テクニックがずらり。認知症予防や健康作りに役立ちます。


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【月刊誌「毎日が発見」2023年8月号(2023年7月28日発行)の内容は?】

  • 血管、骨、筋肉と脳が元気になる!

    鎌田實式 ズボラ体操

  • 認知症、物忘れを防ぐ

    がんばらない 新「脳活習慣」

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