腰痛は「心配のない腰痛」と「けがや病気が原因の腰痛」に分けられます。医学博士である松平 浩(まつだいら・こう)先生に、腰痛&肩こりを軽減・予防する「普段の動作」について教えていただきました。
肩や腰に良い動作を習慣に「肩こり」「腰痛」を防ぎましょう
日常の何げない動作が「肩こり」や「腰痛」を引き起こすことがあります。
「肩や腰に負担がかかりにくい動作を覚え、習慣にしましょう」(松平先生)
また、睡眠時間は7時間ぐらい確保します。
睡眠不足の状態では、肩の筋肉の疲れが回復せず、自律神経が乱れがちになるからです。
「腰痛」を軽減・予防する3つの動作
くしゃみをするとき
前かがみになり壁や机などに手をついて体を支える。
脊柱管狭窄症で座骨神経痛がある人が寝るとき
足の下に枕を敷き、足を高くして寝る。
脊柱管狭窄症の人が歩くとき
歩いていて痛みが出たら、座って前かがみの姿勢で休む。
「肩こり」を軽減・予防する3つの動作
食事や本を読むとき
前かがみにならないで背筋を伸ばす。
バッグを持つとき
腕や手に力を入れ過ぎないようにして、左右持ち替える。
同じ姿勢が続くとき
ずっと同じ姿勢をとらないように、ときどき姿勢を変える。
松平先生は「肩こりや腰痛は自分で治せます。症状に合わせて『肩ほぐし体操』『腰ほぐし体操』を行えば、こりや痛みを解消できます」と話します。
記事はこちら:医学博士が教える「肩こりを和らげる3つのポイント」
記事はこちら:5つの体操も習慣づけて! 医学博士が教える「腰痛を和らげる3つのポイント」
取材・文/松澤ゆかり