食べられないと思って捨ててしまっている野菜の皮部分が、実はおいしく食べられるなら嬉しいですよね。「ムダを出さない旬の食材の食べ方、今回ご紹介するのは「れんこんの皮」。
れんこんの主成分は炭水化物ですが、ビタミン、ミネラル、食物繊維やポリフェノールなど、実は栄養素がたくさん!
今回は料理研究家の金丸絵里加さんにれんこんを皮ごと使ったレシピを2つ教えていただきました。
皮の風味を引き出すからしだれがたまらない!
シャキシャキとした歯ざわりを楽しむ和サラダ
「れんこんと豚しゃぶのからしあえ」
材料(2人分)
豚ロースしゃぶしゃぶ用肉...140g
れんこん...80g
スナップエンドウ...8本
A
練りからし...小さじ1
マヨネーズ...大さじ2、
みそ...小さじ2
しょうゆ...大さじ1/2、
白すりごま...大さじ1
作り方
①れんこんは皮付きのまま薄い輪切りまたは半月切りにする。スナップエンドウは筋を取る。
②たっぷりの湯を沸かし、①をゆでて引き上げ水けをきる。同じ湯で豚肉を2~3枚ずつ広げてゆで、ざるに上げて水けをきる。
③ボウルにAの材料を混ぜ合わせ、②を加えてあえる。
ポイント
れんこんが大きい場合は、薄い半月切りにしてくださいね。シャキッとした食感を残すために、さっとゆでて、余熱で火をとおしましょう。れんこんは2、3節目を使うのがおすすめです。
ねっとりホクホクのれんこんが美味
秋を味わう華やかご飯
「れんこんと鮭の炊き込みご飯」
材料(3~4人分)
米(といでおく)...2合
甘塩鮭(切り身)...大1切れ(120g)
れんこん...150g
三つ葉...1/2束
A
酒...大さじ2
しょうゆ...大さじ1
みりん...小さじ1
昆布茶...小さじ1
作り方
①鮭はキッチンペーパーに挟んで余分な水けを取る。れんこんは皮付きのままひと口大の乱切りにする。三つ葉は食べやすい長さに切る。
②炊飯器の内釜に、米とAを入れて2合の目盛りまで水を注いでさっと混ぜる。れんこんをできるだけ平らにのせ、その上に鮭をのせて普通に炊く。
③炊き上がったら、鮭を取り出して皮と骨を取り除き、身を食べやすくほぐして戻す。三つ葉を加えて大きく混ぜて器に盛る。
ポイント
生鮭の場合は、軽く塩をふってしばらくおいてから使います。甘塩鮭の場合と同様、キッチンペーパーで余分な水けを取ってくださいね。れんこんはホクホクした1節目を使うのがおすすめです。
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取材・文/峰岸美帆 撮影/梶原英輔 スタイリング/肱岡香子