胸を開く、肩を動かす...上半身を動かして手指の痛みを防ぐ

「手や指が痛い」「しびれる」といったトラブルを予防するためには、ゆがみを整えて体を正しい位置で使えていることが大切です。手指の病気を防ぐためのセルフケアを、骨格アライメント治療を行う細野クリニック院長の細野周作先生に教えていただきました。

前の記事「手指のトラブルを防ぐ! 腰を立てる、身体を引き延ばすストレッチ(6)」はこちら。

 

肩甲骨の可動域を広げて肩、首の位置を整える

いまある体の不調を解消して、将来起こりうる手指の不調を防ぐには、体の位置を整えることが大切です。

【手指トラブル予防プログラム4】

お悩み...「慢性的な頭痛持ちだ」

■胸を大きく開く 5秒×5回
背筋を伸ばした状態で、 気持ちよく胸を開いたり閉じたりします。

【めあて】
胸を開いて戻すことで、正しい可動域を作ることができます。 このとき、腰は立てて骨盤を固定することが大切。ろっ骨が前に出ないようおなかは引っ込めましょう。
1810p060_01.jpg手の小指を軽く握ります。息を吸いながら、 両ひじを後ろに引いて、胸を大きく開きます。

横から見ると1810p060_02.jpg

左右の肩甲骨をしっかり閉じていることを意識しましょう

 

1810p060_03.jpg

息を吐きながら、元の姿勢に戻ります。

 

【手指トラブル予防プログラム5】

お悩み...「肩こりがある」「慢性的な頭痛持ちだ」「運動しても続かない」

■肩を動かしやすくする 各5回
腕を大きく動かして、 肩甲骨を閉じたり開いたりします。

足を軽く開いて立ち、両腕を上に向けて曲げ、胸 の高さまで上げます。その状態で、両腕を前後に動かします。1810p060_04.jpg

 

1810p060_05.jpg両腕を後ろに向かって、 グルグルと回します。 腕が下がらないように気を付けましょう。

 

 

【手指トラブル予防プログラム6】

お悩み...「肩こりがある」「慢性的な頭痛持ちだ」

■背中を伸ばす 左右各5回
背中全体を気持ちよく動かすことで、 肩甲骨の可動域を広げます。

【めあて】
脇を締めて、背中全体を大きく動かすことで、 肩甲骨が開閉しやすくなります。肩こりがひどい人や背中に痛みがある人は、続けることで改善できます。

脇を締めて、ゴルフの 素振りをするようなイメージで両腕を左側に向けて振ります。


1810p061_01.jpg

 

1810p061_02.jpg

逆側も同様に両腕を振ります。脇が開かないように注意しましょう。

 

 
気付いたときに動かすことで肩や腕の動きをスムーズに

いまある体の不調を解消して、将来起こりうる手指の不調を防ぐには、体の位置を整えることが大切です。思い立ったらいつでも、何回でもできる、手指のトラブルを防ぐ簡単なストレッチをご紹介します。

●肩の関節の動きを良くする
1810p061_05.jpg小指を軽く握り、両腕を外側に向けてひねるように回します。胸が開いて、 肩の関節のすべりが良くなります。

 

●手首の動きを 良くする
1810p061_04.jpg

胸の前で両方の手の甲同士を合わせます。その状態で親指を内側に握り、気持ちよく手首まわりを伸ばします。

 

●腕をストレッチする
1810p061_03.jpg

体の前で両腕を伸ばし、そのまま両腕を外側にねじります。普段使わない筋肉を伸ばして筋肉の緊張をとります。

 
取材・文/笑(寳田真由美) 写真/藤田浩司 ヘアメイク/野崎裕子 モデル/永谷佳奈 

 

細野周作(ほその・しゅうさく)先生

細野クリニック院長。東京医科歯科大学卒業後、東京都済生会中央病院、東京大学附属病院を経て独立。著書に『ゆがみを治せば、病気が治る!-骨格アライメントへの招待-』(ゴマブックス)。

日本手外科学会のホームページ

 

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この記事は『毎日が発見』2018年10月号に掲載の情報です。
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