「おへそのぞきストレッチ」で体幹を鍛え、体のゆがみを整える/前新式寝たままリンパ体操

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体幹の筋肉にアプローチし猫背や体の不調を予防

体幹の筋肉が衰えると骨盤や背骨の位置がゆがんで、正しい姿勢を保てなくなります。また、猫背気味にもなるので腰やひざに負担がかかったり、内臓も下がってきます。このストレッチは体幹にある腹筋や背筋などたくさんの筋肉を、あまり負荷を感じないで鍛えることができるので、腹筋が苦手という人でも楽にできます。

体のゆがみは骨盤の位置や向きがゆがんでいることが原因になっていることがほとんどですが、おへそをのぞき込むと自然と中心軸が整います。
リンパティック・ストレッチ考案者の前新マミ先生に教えてもらいました。

 

体の中心軸のずれを修正します
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骨盤の位置が後傾・前傾していたり、左右に傾いているなど、バランスが悪くなっていると、体の中心軸がずれてどこか無理な負担がかかってきます。それが腰痛やひざき痛、肩こりを招く原因となることが多いのです。

このストレッチのように、おへそをのぞき込むときには、左右の筋肉のバランス良く使わないと起きることができないので、体のクセやゆがみを修正することができます。自然と鼻先とおへその位置がまっすぐ一直線に整うので、中心軸が整っていきます。そうすると、体のどこかへかかる無理な負担を軽減することができます。

 

おへそのぞきストレッチ(8回)

起きる高さより腹筋や背筋を使っていることを意識しましょう。

1 脚を引く

「おへそのぞきストレッチ」で体幹を鍛え、体のゆがみを整える/前新式寝たままリンパ体操 1804p115_02.jpg両脚を胸に引き寄せてかかとを突き出します。

 

2 脚を伸ばす

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かかとを突き出しながら、脚を天井方向へと伸ばします。
 

3 頭を起こす

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両腕でボールを抱えるようにひじは軽く曲げ、ひざ裏に手を添えます。頭を起こしておへそをのぞき、8つ数えてもとに戻ります。

●Point
手の力や首の力で起きないように注意します。
上から見ると鼻先とおへその位置が一直線上にあるのを確認しましょう。


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取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange イラスト/小沢陽子

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<教えてくれた人>
前新マミ(まえあら・まみ)さん

1950年、北海道函館市生まれ。バレリーナ、プロダンサーとして活躍。バレリーナのためのリンパティック・ストレッチを考案。著書に『寝たままスッキリ!リンパ体操』他。

 
この記事は『毎日が発見』2018年4月号に掲載の情報です。

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