正しく美しい姿勢を保つために必要なのは良質の筋肉。少し体をほぐしたり動かすだけで、一時的でもゆがみが整ったりします。体をほぐす体操を毎日続ければ美しい姿勢をより長く保てることになります。少しのコツで簡単にできる体操習慣をスポーツ科学博士(早稲田大学)の荒木邦子先生に教えていただきました。
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ほぐすことで脚がグンと軽くなります!脚・太ももの体操に取り組みましょう!
目的:脚・太ももを動かして骨盤の可動域を広げる
伸び縮みが脚を強くします
1つの動きを2秒ずつ上下に5回
1 脚を左右に広げます。
胸を張って立ちます。壁に手を添えても◎。
2 ひざを真っすぐ下ろします
息を吐きながら、2秒かけてゆっくりひざを曲げ、お尻を落とします。
●効果半減
おしりとお腹に力を入れましょう
ひざを曲げる際、お尻が出てしまいがちですが、お腹とお尻に力を入れることが大切。ひ
ざを大きく曲げるより、丁寧にゆっくり下げます。
3 戻します(※画像は壁に手を添えているイメージ)
ひざを伸ばし、2秒かけて前の姿勢に。
4 つま先立ちをして全身を伸ばします
そのままつま先立ちをして、全身を伸ばします。ゆっくりかかとを落とし、また前の姿勢に戻ります。
やってみると
読者・里見さん「壁やいすなどに手を添えると、だいぶやりやすくなりました」
読者・鈴木さん「思いのほか、ひざを曲げられなかったので、毎日実践してみます」
編集部員・五代「ゆっくり行うことがかなり難しいです。バランスも必要でした」
下半身の筋を一気に伸ばすと、痛み知らずの脚になります
片脚15~20秒
1 片脚を伸ばした状態でいすに座ります
胸を張って、背中と片脚を伸ばします。伸ばさない方の脚は、ひざが90度になるくらいのところに置きます。●意識しましょう
浅く腰かけるとやりやすいです、いすに浅く腰かけ、片脚、背中がしっかりと伸ばせていることを意識しましょう。ひざが痛い人は、できるところまで伸ばしましょう。
2 そのまま軽く前に上半身を倒します
息を吐きながら背筋を伸ばして上半身を倒すと、お尻、太もも、ふくらはぎが伸びます。反対の脚も同様にします。
●効果なし
背中を曲げると意味がありません。つま先に手をつけることが目的ではないので、お尻まで前傾しないよう、お尻から背中を意識して伸ばすようにするとやりやすいです。
やってみると
読者・里見さん「ピンとお尻からふくらはぎまで伸びているのを実感できます」
読者・鈴木さん「左ひざが手術後で痛いのですが、負荷を調整できるのがいいです」
編集部員・五代「片脚ずつ伸ばすことが少ないので、屈伸よりも伸びている感じです」
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取材・文/栗山春香 撮影/木下大造