過度な運動は疲れの元! 楽に動ける体は「緩やかな体操」で保ちましょう/若返り健康法

若々しさを維持するためには、血管が健康であることと、自律神経がしっかりと正常に働いていることが大切です。疲労研究の第一人者で大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授も勤める梶本修身先生に自律神経と疲労の関係をお伺いしました。

前の記事「日頃の疲労回復法は間違いだらけ⁉ 疲労の原因は「自律神経」にあります/若返り健康法(7)」はこちら。

 

激しい運動は危険! 自律神経が疲れない体操を

「疲労回復のために汗をたくさんかくような運動を行うことは、実は逆効果です。疲労回復効果を期待するならば、血流を良くする程度のストレッチを15分程度行えば十分です」と、梶本先生。

過剰な運動をすると、汗をかいたり、体温や心拍数が急激に上がったりします。これらは、自律神経に大きな負荷を強いている状態。疲れを回復させるはずが、ますます疲労をためてしまいます。

また、体を動かすのは良くないだろうと、座りっぱなしでいることでも疲労がたまります。座りっぱなしでいると股関節が圧迫され、血液やリンパの流れが滞り、疲労物質が体内にとどまってしまいます。「座り過ぎで疲れたな」と思う前に、立ち上がるように心がけましょう。

 

【自律神経が疲れない体操】

●つま先パタパタストレッチ(4回
かかとを軸にして足をパタパタ動かします。


1808p022_01.jpgいすに浅く腰掛けます。

 

1808p022_02.jpg脚を前にしっかりと伸ばして、かかとを床につけます。

 

1808p022_03.jpgかかとを軸にして、つま先を横にパタンと倒しては戻す動きをパタパタと繰り返します。

 

 

●ウエストねじりストレッチ脚曲げバージョン(左右2回ずつ
手足を軽く開いてあおむけになります。
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息を吐きながら、片脚を胸に引き寄せます。太ももの付け根に圧をかけるイメージで引き寄せていきます。

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脚と反対の手をひざに添えて、そのまま脚を反対の床に倒します。
体をしっかりとねじることで、リンパの流れを促します。 

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元に戻り、反対側も同様に行います。1808p023_04.jpg

 

 

●一緒にやると効果アップ! ふくらはぎのマッサージ

1808p023_05.jpgふくらはぎの外側の骨に沿って、骨の周辺を押していきます。やや力を入れて押していきましょう。

 

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同じようにふくらはぎの内側の骨に沿って押していきます。特に痛みを感じるところはよく押しましょう。

 

1808p023_07.jpgくるぶしから15㎝ほど上のところから下には太いリンパ管が集まっています。よくマッサージしましょう。

 

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取材・文/寳田真由美 イラスト/中川原透 体操指導/前新マミ(バレリーナ、プロダンサー)


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梶本修身(かじもと・おさみ)先生

東京疲労・睡眠クリニック院長。医師・医学博士。大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授。著書『すべての疲労は脳が原因』(集英社)は、シリーズ累計18万部を超えるベストセラー。

この記事は『毎日が発見』2018年8月号に掲載の情報です。
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