はじめまして、『毎日が発見』編集長の鷹取祐子です。
『毎日が発見』をご存じない方も多いと思いますが、定期購読誌といってご自宅に直送する媒体のため、書店では取り扱いがありません。創刊は2004年。50代以上の女性の方に、医療記事、健康情報、レシピ、手作り、美容情報などをお届けしています。
このコラムでは、40代半ばの私が、日々の取材活動の中で「年を取るということはどういうことか」に向き合う様を、綴っていきたいと思います。
平坦な道で転びそうになったこと、ありませんか?
そんなあなたは、外反母趾やウオノメ、タコ、足裏の角質の厚さを密かに気にしていたりしませんか? もしくは、ヒールを履いていたり、スリッパのようなつま先をひっかけて歩く靴を愛用していたり、座っている時に足を組んだり、鞄をかける時は肩の左右どちらかに偏っていたり...。そんなことに心当たりはありませんか?
ではでは、今、自分の足元を見てください。
両方もしくは、片側の足が内側を向いていたりしませんか? これ、一年前の私の体の話です。道を歩く時に、時折転びそうになることがありました。友人のライターにもそういう人がいて、「そういうことあるよねーっ?」(お茶目だよね、私たち、風な感じで)話をしていたりしていました。
自覚症状がなかったのですが、単に、体が歪んでいました。
日々の生活で常習化したクセ、それに合わせて体は変化していきます。ヒールばかりを履いている人は、歩く時の重心が前に置かれるようになります。足を組んだり、片側の肩にばかり鞄をかけていると、左右のバランスが崩れてしまいます。そしてバランスが崩れ、体が捻じれていくと、左右の足の長さが変わってくるので、自分の足につまずいて転びやすくなります。そういう状態が続くと、膝や腰の不調につながるようになります。
正しい姿勢で歩けていないと、骨盤も前傾もしくは後傾し、猫背になります
私の場合、左右の骨盤のバランスが悪くなったことで、右に坐骨神経痛が現れました。鞄を右側にかけていたことにより、骨盤のバランスが崩れたのが原因と思われます。
冷えで血の巡りが悪くなったこともあってか、12月になってから、右側の坐骨周辺に鈍痛がくるようになりました。
私のような体が歪んだ人のために、本誌連載のリンパティックストレッチの著者である前新マミ先生と、ストレッチサンダルを開発しました!
かかと部分がない! 膝の裏がぐーんと伸びて気持ちいいのです
かかと部分がないサンダルなので、例えばヒールを履く人のように前足に重心を置いたら倒れてしまいます。そして両足に均等に重心をおかないと立っていられません。これまでの人生で部活動などの運動を一切してこなかった私でも、履いているだけで正しい姿勢を取り戻せるサンダルなのです!
現在、編集部でもストレッチサンダルの試作品を毎日履き、正しい姿勢を取り戻すべくがんばっています。
はたして、私の足がどのように修正されていくか、またこのコラムでご報告します!
リンパ体操の前新マミ先生。67歳と思えないスタイル!