90歳になっても脳は鍛えられる!? 脳科学者が考案した「手軽に脳に影響を与える方法」

写真で鍛える「7つの脳力」

脳はさまざまな「脳力」が連携をとり合いながら働いています。
なかでも重要なのが集中力、記憶力、意欲、判断力、感情コントロール力、共感力、実行力という「7つの脳力」です。どれかひとつでも力が低下すると、ほかの脳力も低下していってしまいます。
そのため、本書では7つの脳力がバランスよく鍛えられる写真を厳選しています。
ここでは、写真を見る前に知っておいていただきたい7つの脳力と、その脳力が低下すると表れやすい問題をご紹介します。

【脳力1】集中力

ひとつの作業に専念する力のことで、集中力を司る脳の機能が低下すると注意力も散漫になります。すると、仕事がはかどらないとか、危険を察知することができずケガをしやすくなったりします。

また、まばたきは脳を休める働きをもつため、まばたきの回数を減らすと集中力や注意力を高められます。

【脳力2】記憶力

記憶力が低下すると、約束を忘れたり、物忘れをしやすくなったりと、日常生活に支障をきたす問題が頻発します。記憶には短期記憶と長期記憶があり、短期記憶は電話番号など短い時間だけ覚えられる記憶、長期記憶は何年経っても思い出せる記憶です。

認知症は、短期記憶が失なわれやすく、症状が進むと少し前に食事をしたことすら忘れてしまったりします。

【脳力3】意欲

意欲とは、自分の内側から生まれるやる気のことです。低下すると、楽しい、もっと知りたいといった感覚が失せていきます。

意欲の高い人は、幸せと感じる瞬間が多い(幸福度が高い)傾向があります。これは、やる気の中枢といわれるドーパミンが神経で活性化して脳が快感を感じやすくなるからです。

【脳力4】判断力

「どの道を行けば早く目的地に着く?」「この情報は本当に正しい?」などの問いに対し、現状を正しく認識して、有益なものや価値の高いものを見分ける力のことです。判断力が低下すると、優柔不断になったり、先を見越した計画が立てられなくなります。

くわえて、詐欺の被害にあったり、ニセの情報にだまされたりする危険が高まります。

【脳力5】感情コントロール力

不安、悲しみ、怒りなどの負の感情を抑制する力です。感情コントロール力を司る脳の機能が低下すると、カッとなったり、ふさぎこんだりすることが多くなり、社会生活が円滑に営めなくなります。実際、感情コントロール力の高い子どもと低い子どもの30年後の収入や健康状態を比較すると、高い子どものほうがすべて上回るというデータもあります。

【脳力6】共感力

共感力とは、人の気持ちを理解する力です。共感力を司る脳の機能が低下すると、人を傷つけるような言動をしてしまったりして、人づきあいがうまくいかなくなります。

また、共感力が低い人は自分の体の状態に鈍感な傾向があります。自分の心臓の音や体の感覚に意識を向けるクセをつけることも、共感力を高めるうえで有効です。

【脳力7】実行力

考えたことをすぐに行動に移す力のことです。実行力を司る脳の機能が低下すると、やるべきことを先延ばしにしてしまう、やりたい気持ちがあっても体がいうことをきかないといったことが増えてきます。

実行力は脳の運動野という体の動きを制御する部位と深く関わっているため、この力が低下すると、体の動きまで悪くなる可能性があります。

 

西 剛志(にし・たけゆき)

東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで1.5万人以上に講演会を提供。エビデンスに基づいた研修、商品開発サービスなども全国に展開。テレビやメディアなどにも多数出演。著書シリーズは海外でも出版され『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)をはじめとして累計32万部を突破。近著に『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方』など。

※本記事は西 剛志著の書籍『脳科学者が考案 見るだけで自然に脳が鍛えられる35のすごい写真』(アスコム)から一部抜粋・編集しました。

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