90歳になっても脳は鍛えられる!? 脳科学者が考案した「手軽に脳に影響を与える方法」

脳を鍛えるのに「年齢制限」はない!

「脳を鍛えるなんて、いまさら無理......」と思っていませんか?
いいえ、70歳になっても、80歳になっても、90歳になっても、もちろん若い人でも、脳は鍛えることができます。
実際、脳の神経細胞は70歳を超えても生まれ変わることが研究でわかっています。

また、2025年には高齢者の患者数が700万人、5人に1人に達すると推計されている認知症ですが、軽度認知障害(MCI)という認知症の入り口の段階で脳を鍛えれば、15~40%程度は正常の認知機能に回復できるという報告もあります。

では、あきらめて脳を鍛えないと、どうなるのでしょうか?
脳にはニューロンという神経細胞が網の目のように張り巡らされていて、ニューロン同士が情報交換をすることで脳のさまざまな部位が協力して働き、心身をコントロールして健康を保っています。
ただし、脳の神経細胞(ニューロン)は刺激を与えないと衰えてしまい、情報交換が滞り、脳の機能が低下します。すると、感情のコントロールがきかなくなったり、物事に集中できなくなったり、計画どおりに物事を進められなくなったりしてしまいます。

脳は怠け者の一面があるので要注意です。
朝起きて、食事をして、いつもの道を通って仕事に行ったり、いつもと同じテレビ番組を観たりと、変化のない毎日を送っていると脳の怠け心が首をもたげ、活性化しづらくなって老化しやすくなってしまいます。

脳を「怠けモード」にしないために有効なのが、本書の写真を見ることです。これで脳細胞が活性化して、脳を元気にすることができます。とっても簡単ですよね?

 

西 剛志(にし・たけゆき)

東京工業大学大学院生命情報専攻卒。博士号を取得後、特許庁を経て、2008年にうまくいく人とそうでない人の違いを研究する会社を設立。世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めてこれまで1.5万人以上に講演会を提供。エビデンスに基づいた研修、商品開発サービスなども全国に展開。テレビやメディアなどにも多数出演。著書シリーズは海外でも出版され『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)をはじめとして累計32万部を突破。近著に『1万人の才能を引き出してきた脳科学者が教える 「やりたいこと」の見つけ方』など。

※本記事は西 剛志著の書籍『脳科学者が考案 見るだけで自然に脳が鍛えられる35のすごい写真』(アスコム)から一部抜粋・編集しました。

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