疲れやすい人は今すぐ確認!「腎臓の健康度」セルフチェック

体の老廃物の排出や血圧コントロールなど、全身の健康を司る「腎臓」。その働きが衰えると「疲れやすくなる」「むくみやすい」などの不調が起こりやすくなります。そこで「腎」(主に腎臓+副腎)の健康を高めて動きやすい体を作るべく各地で指導を行っている、岡山大学病院(脳神経内科)病院講師の菱川 望先生と、カリフォルニア州(AUCM)認定アーユルヴェーダ医療(東洋医療)開業医資格をもつヨーガ講師・療法士の高橋依子さんに、「腎」について教えていただきました。

 
腎臓は体内環境を整える大切な臓器です

腎臓の最も大切な働きは、体の中にたまった老廃物や余分な水分を外へ出して、血液をきれいにすることですが、この他にもさまざまな働きを担っています。

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腎臓は空豆のような形で握りこぶしぐらいの大きさ。腰の辺りに左右対称に2個あります。

 
●老廃物を排泄
血液をろ過して老廃物や塩分を尿として排出。また、必要なものは再吸収し体内にとどめます。

●体液量を調節
体内の体液量やイオンバランスを調節。体に必要なミネラルを体内に取り込む働きをしています。

●血圧を調整
体内の塩分と水分の排出量をコントロールすることで、血圧を調節する役割を担っています。

●骨を丈夫にする
カルシウムを体内に吸収するのに必要な活性型ビタミンDをつくり、強くしなやかな骨にします。

●血液をつくる
腎臓から出るホルモンが骨髄の中にある細胞を刺激することで、血液(赤血球)がつくられます。

【気になる!腎の健康度をチェック】
□トイレを我慢することが多い
□運動不足である  
□甘いお菓子や出来合いの惣菜を食べることがよくある
□疲れやすくなったと思う
□耳鳴りやめまいがすることがある
□頻尿や尿漏れがある
□抜け毛や白髪が急に増えてきた
□夜、寝つけなかったり、途中で目が覚めて眠れなくなってしまうことがある
□足や腰の関節がよく痛くなる
□よく風邪をひく
  ↓
当てはまる項目が

0~3個
腎は健康です。
規則正しい生活を続けてさらなる元気を目指しましょう。

4~7個
腎が少し疲れ気味です。
体操などで腎の働きを良くしましょう。

8個以上
腎が弱っているかも。
いますぐ生活習慣を見直しましょう。体操などで腎の働きを良くすることも大切です。

 

次の記事「冷えは大敵!エネルギーの源「腎臓」の機能を高める注意点とは?/あうん体操(2)」はこちら。

取材・文/笑(寳田真由美) イラスト/中川原 透 

 

 

<教えてくれた人>

菱川 望(ひしかわ・のぞみ)先生

岡山大学病院(神経内科)病院講師、認知症専門医。インドの伝統医学であるアーユルヴェーダに造詣が深く、その知恵を生かした予防医療にも力を注いでいる。

 

運動指導

高橋依子(たかはし・よりこ)さん

カリフォルニア州(AUCM)認定アーユルヴェーダ医療(東洋医療)開業医資格、ヨーガ講師・ヨーガ療法士。さまざまな自治体で高齢者向けエクササイズを制作・指導。

この記事は『毎日が発見』2019年5月号に掲載の情報です。

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