<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぽに子
性別:女
年齢:46
プロフィール:小・中学生の子どもがいる兼業主婦です。パートで働きながら、自分時間も大切に生きたいと思っています。
私は30代の頃に年下の夫と結婚をしました。
私自身正社員でキャリアウーマンと言われるようなタイプだったのもあり、夫となった人もバリバリ仕事を頑張っているタイプです。
義両親と同居しているので、家事はほとんどお義母さんがしてくれています。
女性が働くことにも理解がある方で、恵まれた夫婦生活だなと思っていました。
産後も4カ月から保育園に預けて仕事をしていました。
子どもは可愛いけれど、仕事も好きだったからです。
でも40代になった頃、なんだか不調が続くようになり生理不順が出始めました。
婦人科で薬を処方してもらっていましたが、良くなったり悪くなったりです。
同じ世代の女性と話していて、それが更年期症状だと気付きました。
そして、今までのように働くのは難しいと感じた私は、正社員をやめパートになったのです。
正社員で働いていた時の生活費は、夫と私がそれぞれの給料の中から出していました。
夫は子どもの教育費と光熱費や保険などの支払いをし、私は食費と自分のための積み立てをしていました。
食費は毎月10万円を義母に渡してやりくりしてもらい、残った分は手間賃として受け取ってもらっていました。
お互い残った給料は自分名義の口座に入れて管理しており、私自身はお小遣い以外はほとんど資産運用をしています。
夫がどうお金を使っているか正直知りません。
しかし、パートになったことで、給料が以前の半分以下になった私は、食費の10万円が支払えなくなりました。
正直、積み立てもあるし、食費を渡す余裕はありません。
どう計算しても、払えるのはせいぜい3万円くらいです。
「パートになったのは自分の都合なんだから、足りないなら貯金からでも出せばいい」
夫に生活費について相談したところ、そんなふうに言われました。
さらに、こんな宣言をされたのです。
「生活費の負担が増えるということは、俺のお小遣いが減るってことだ。それは納得がいかない。これからは全部俺が管理する」
結局、私は積み立て金以外のパート代を、全て夫に渡すことになってしまいました。
最初はお小遣いもナシだったんですが、さすがにそれは義母に相談をし、5000円だけ貰えることになりました。
一方、夫は今まで通り自分のためだけにお金を使っています。
以前は私の給料から子どもの洋服や学用品も買っていましたが、それもできなくなり、子どもは欲しいものがある時、こっそり祖父母におねだりしています。
産後も正直辛いなと思う時がありましたが、そういえばそんな時にも夫からいたわりの言葉などなかったと気づいてしまいました。
体調が悪いので、余計なことばかり考えてしまいます。
実は、夫はモラハラな発言をすることが今までもあり、この15年の間に夫の本性のようなものも少しずつわかってきました。
別れるという決断をするほど決定的なことがなかったせいもありますが、私も夫に反抗して、自分の言いたいことも少しずつ言えるようになってきて今に至ります。
今は夫には内緒で在宅で仕事をしたり、パートで働きながら外注の仕事を直でいただいて、夫の知らない収入を増やしているところです。
更年期も少しずつ良くなってきたので、少しずつ貯蓄をしています。
正社員に戻るかどうかはわかりませんが、パートで自分の時間もできたので現状にも満足しています。
もし今後、夫が年齢による体調不良など起こすことがあったら、仕返しに冷たくしてやろうかと、意地の悪いことも考えたりしています。
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