私は義父の「便利な足」じゃない! 感謝の一言もない義父の車椅子を押すのがツラい.../山田あしゅら

こんにちは山田あしゅらです。

『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。

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無事(?)要介護1が出て週3日のデイサービスが始まった義父。

火・木・土の義母の利用日と重ねたいところですが、義父のデイサービスは火曜日が既に定員いっぱいで『空き待ち』ということに。

そこで差し当たってこういうスケジュールを組みこんでもらうことになりました。

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しかし、義父は血圧専門医、義母は糖尿病専門医と通う病院が違います。

歯医者と心療内科(義父はうつ病、義母は認知症でかかっていました)は共通していましたが、 義母が骨折し長い距離の歩行が難しくなってから二人一緒の通院ができなくなりました。

毎週何らかの医者通いがある高齢者2人です。

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結局、どちらか一方のデイサービスがない日・・・

『月曜日は義母の通院日』、『火曜日は義父の通院日』が定着し、このスケジュールはしばらく続くこととなったのです。

そこで問題になるのがこの義父のみ在宅の火曜日。

水曜日と金曜日は義母も家に居るため

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義父も無理は言わないのですが

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火曜日は何かと用事を作っては私を動かそうとします。

もちろん私の用事の有無などお構いなし。

正直なところ、二人の通院に付き添うだけでオナカイッパイなのに・・・。

けれど義父は自分が立ってるだけで精一杯。

他人のことを思いやる余裕は既にありません。

高齢者にありがちな『思い込み』も加わってただひたすら目の前のことに没入してしまいます。

そんな義父に私はいつもいら立っていました。

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中でも一番腹が立つのは義父が金融機関に行く用事でした。

以前の支離滅裂な通販狂いは鳴りを潜めていましたが、それでも時々欲しいものがあると電話で注文し、その支払いのために近くの郵便局へ行ったりします。

日用品やおやつを買うためのお金も必要ですから、郵便局へ行く頻度は結構多いのですが・・・。

郵便局までは家から100メートルほどですので車を出すまでもありません。

去年くらいまでは義父一人でも何とか行くことが出来た距離なのですが、交通量多めの道を横切らざるを得ない郵便局までの通り道。

歩行が覚束なくなった今の義父にはかなり危険です。(本人にその自覚はありませんが)

フラフラ歩いて車にポーンとはねられでもしたら大ごとになりますし、はねた車の運転手ににも申し訳が立ちません。

そこで見かねて車いすで連れて行ったら、義父、味を占めちゃった(怒)

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かと言って、義父は通帳を絶対に手元から離そうとしません。

私に通帳を託してくれればほんの数分、ちょいちょいと行って来られる距離なのに。

その上「頼みます」も「ありがとう」もないご仁です。

そんな義父を真夏の炎天下、車いすに乗せて連れて行かねばならない理不尽と言ったら・・・。

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そしてATMの手前まで来ると義父はやおら車いすから立ち上がり、一人で貯金の引き出しに向かいます。

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そこまで嫁が信用できないのかと私は内心面白くありませんでしたが「頼みます」「ありがとう」がないのもATMまでの数歩を自力で歩いて行くのも、別に嫁を疑っていた訳でなく『他人の世話にはならない』という義父の気持ちの裏返し。

精一杯のツッパリみたいなものだと思い返してみるとそう思います。

・・・まぁ、今だから思えることでしょうが。

そんな訳で 私は義父と二人っきりになる火曜日が大キラいでした。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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山田あしゅら

50代後半の主婦。息子3人はそれぞれ巣立ち、現在は孫が2人のおばあちゃん。指定難病及びうつ病の義父(太郎)と認知症の義母(はな子)の介護の日常を綴ったアメーバブログ「13番さんのあな―介護家庭の日常」は11年以上続き、現在も継続中。義父は入院をきっかけに2017年7月、老健へ入所。2019年肺炎により再度入院。同年4月28日逝去。享年90歳。義母は週5日デイサービスに通いつつ在宅で介護されていたが2018年1月体調を崩し入院。療養病棟へ移り現在に至る。94歳。在宅期間の日常を題材にした著書『毒舌嫁の在宅介護は今日も事件です!』を2017年7月に出版した。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

山田あしゅらさんのブログ:「13番さんのあな―介護家庭の日常」

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