こんにちは山田あしゅらです。
『13番さんのあな―介護家庭の日常―』というブログで義両親の介護の様子を嫁の目線で綴り始めて10年以上が経ちました。
義両親と同居しながら介護をしていた当時のことを思い出しながら書いています。
前回の記事:つい自分で抱え込む...。「介護沼」にハマって疲弊しがちな「介護者あるある」/山田あしゅら
無事介護ベッドも設置され、義母のみ1階居間での生活にもだんだん慣れてきた
8月も半ばの暑い頃でした。
介護ベッドはその機能を十分に活かすため
マットに直接シーツだけを掛けて使うよう福祉用具の担当さんから説明されていました。
私自身も『布団生活』が長く、シーツの下にすぐマットというのがどうもしっくりこなかったのですが
言われたように量販店で購入した夏用の涼感シーツを掛け、しばらく義母を寝かせていたのです。
ところが暑さが次第に増すにつれ、朝、着替えをすると義母のパジャマは汗でびっしょり。
もともと汗っかきの義母でしたので「今年の夏は特に暑いからかな?」と思っていました。
ところがある夜のことです。
「そろそろ寝よう」と居間へ行くと あらま。
義母が私の布団で寝ているではありませんか。
寝ていたベッドから起きだして、近くに敷いてあった私の布団で眠り込んでしまったようです。
一旦寝てしまうとテコでも動かない義母。
やむなく、私は介護ベッドで一晩寝ることになったのですが
それがなんとまぁ暑いこと!
自分で体感してみて初めてその不快感を知ることとなりました。
認知症の義母は暑くても「暑い」とは言ってくれないのですが、さすがの暑さに耐えかねて半ば無意識にベッドを抜け出してしまったのかも知れません。
言われたことを鵜呑みにしないで自分で確かめてみるのも大事なことだと改めて思いました。
レンタルが良いのは不都合な点があれば交換や対応をしてもらえるところです。
ベッドとマットレスは別々のレンタルになっており、マットレスのレンタル料が少し高くなってしましたが(と、言っても月/+300円ほど) ケアマネおーさんを通してより通気性の良いものと替えてもらうことが出来ました。
また、これは訪問看護師さんから指摘されたことですが
義母はベッドに入る時、足をかけてよじ登ろうとするのだそうです。
これは布団で寝る時の入り方なのだとか。
実は私も同様の動きをしていたので全く違和感を抱いていませんでした。
87年間ず~っと、布団で寝起きしていた義母は、おそらくこの体勢が身に沁みついてしまっていたのでしょう。
今はまだこの入り方で何とか横になれるので良いのですが、身体の動きがもっと悪くなった場合
腰掛けてから身体を横にする方法をとらないとだんだんベッドに入り辛くなってしまうのだそうです。
介護ベッドなど福祉用具は設置すればそれでOKというワケではなく、それに合わせて調整していくのも大事なことのようです。
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