<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゆらら
性別:女
年齢:52
プロフィール:75歳の母と私、そして30歳の娘とで暮らしています。喋り過ぎな母との毎日にストレスを抱えています。
同居している母はお喋りが大好きで、朝起きて顔を合わせてから夜寝室に入るまでほとんど喋りっ放しです。
母の兄弟を見ているとみんなお喋りなので仕方がないのだろうと思うのですが、親子とはいえいつまで経っても慣れなくて困っています。
食事中にずっと喋っているのもやめて欲しいのですが、私がテレビを見ている時に関係ない話をしてきて止まらないのが何より嫌です。
のんびり楽しみたくて見ている時、真剣に聞きたいと耳を傾けて見ている時、そんな私の様子は全く気に掛けずとにかく喋ります。
どうしても無理と思う時は「ちょっとごめんね、今テレビ見ているから」とか「ごめん、テレビが聞こえないんだけど」と言います。
すると「あぁ、ごめんごめん」と黙りますがそれは一瞬のこと。
また直ぐに喋り始めて止まりません。
それだけでも十分迷惑しているのですが、更に困っていることがあります。
それは私が近くにいないのに、近くにいると思い込んで声を掛けてくることです。
例えば朝、母は食卓でテレビを見ながら私にニュースの内容や情報番組の話題を話してきますが、私は洗面所で顔を洗っているのでほとんど聞こえません。
ずっとずっと話しているので「私顔を洗っているから」と声を掛けると「あぁ、ごめんね」と黙ります。
食後もリビングで新聞を読みながら記事の内容のことを話してきますが、私はトイレに入っていることもあります。
それが全く聞こえなければ私も気付かずトイレにいるのですが、独り言なのか私に話しかけているのかという微妙な声が聞こえて来てしまうのです。
そうすると「私トイレだから!」と大きな声で伝えて「あれ? そうなの? ごめんごめん」となります。
時々、食器洗いを済ませトイレに行こうとすると「今ここに書いてあるんだけど」と新聞の記事をまるまる読み上げるので、トイレに行けなくなって困ることもあります。
こんな状態が繰り返されて私のイライラが増してしまい、つい大きな声を出してしまいます。
見かねた娘も「おばあちゃん、声を掛ける前に近くにお母さんがどこで何をしているか確認しなよ!」と注意しました。
それでようやく少し気にするようになったのですが、やはり自分がテレビや新聞に集中していると、直ぐに忘れて繰り返してしまうようです。
他にも、母が1人で買い物に行った時、車から荷物を下ろし玄関に歩いてくる途中辺りから「ちょっと開けて!」と声を掛けてきます。
やはりそれも私がどこにいるか確認できていないのです。
2階に上がっていても「開けて!」と聞こえて慌てて下りて行き、玄関の鍵を開けることもあります。
最近は開き直って黙って放っておくことも。
そうすれば諦めて自分で鍵を開けて入って来るのです。
正直なところ、帰って来た母の持ち物を見ると別に荷物で手一杯で鍵を開けられないなんてことは稀です。
最初から私が近くで母の声を聞いていて、鍵を開けてくれるのが当然という感じで声を掛けてくるだろうと思います。
それもちょっとあまり良い気持ちはしないのです。
鍵の件は私の受け止め方もあると思うのですが、母が常に私が近くにいること前提で声を掛けて来るのは、お喋りな性格が原因だと思います。
そのために簡単には変えられないのでしょうし、半分諦めています。
でも変わらないとしても少しは気を遣って欲しいと思うので、私自身のストレスを減らす為にもしつこく言っていこうと思っています。
関連の体験記:「少しだけど使って」コロナ禍の中、我が家に「ある届け物」をしに来てくれた義母の愛情
関連の体験記:100歳で亡くなった義母。結婚して36年、義母の仕打ちが本当にしんどかった...
関連の体験記:「お嫁さんがかわいそうよ」頑なに同居を拒む母に、兄夫婦が思いついた「ほっこりする暮らし」
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。