家庭を持ち、田舎に戻って家計が苦しい...。「独身、東京、バブル時代」を思い出してしまう47歳の私...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:おとうふ
性別:男
年齢:47
プロフィール:3歳年下の妻と小学5年生の娘と3人で生まれ育った街で暮らす中年男性です。

家庭を持ち、田舎に戻って家計が苦しい...。「独身、東京、バブル時代」を思い出してしまう47歳の私... 22.jpg

私は高校を卒業してすぐに東京に就職し、30歳位の時に地元にUターンして東北の地方都市に嫁(44歳)と娘(11歳)と3人で暮らしています。

テレビドラマで東京のサラリーマンの生活を見てなつかしく思い、私の若い頃のことを思い出しました。

私は高校卒業してすぐに東京の一流ホテルの銀座店に就職し、ベルボーイとして働いていました。

その頃の会社の待遇が良すぎて当時はそれが普通だと思っていましたが、今になって冷静に考えると「バブル過ぎた」のではないかと思ってしまいます。

給与は初任給が手取りで約15万、年2回のボーナスが各40万位と普通なのですが、寮はもちろん無料で、銀座に近い浜松町の新築ワンルームマンション。

そして部屋が5階だったので、夜になると東京タワーが明るすぎて邪魔に感じた記憶があります。

水道光熱費も全て無料、職場がホテルということもあり社内食堂は美味しく、1日4食(朝、昼、夕、夜食)無料で休日も利用可能。

年間休日は120日以上あり、更にベルボーイなのでチップをいただくことが多く、給料は全く使わなくても生活できるほどでした。

地方から出てきた私は、派手な遊びや贅沢も知らなかったので、貯金が黙っていても貯まっていきました。

お金を使うのは年に2回くらい、フラッと気晴らしに海外に1人で旅行することぐらいでした。

田舎に帰る費用よりも、格安航空券で海外に遊びに行くほうが安いこともあったのです。

高校を卒業してすぐにそういう会社で働いていたので、それが普通の生活か、東京では普通以下なのかなと考えていました。

何年かして別の東京の会社に転職しても待遇は良く、休みに英会話教室やパソコンスクールに通ったりなど、時間もお金も余裕のある生活をしていました。

もうその頃は社会や仕事はこういうものだという認識でいましたが、Uターンして地元のホテルに転職してからは、少しずつその認識も変わっていきました。

Uターンする時に給料や待遇は東京のようにはいかないと覚悟していたのですが、その覚悟も忘れる程に給料も休日も少なく、世の中の景気が悪くなるほど待遇も悪くなりました。

長く働けば役職は上がっていくものの、給料はさほど変わらず仕事ばかり増える状態。

どうやって少ない給料でやり繰りしていくか考えているうちに、時間ばかり過ぎて行くという悪循環でした。

今はその会社も辞めて個人で仕事をしているので少し余裕が出てきましたが、家賃や車のローンや食費や娘の教育費など、どう考えても東京に就職したばかりの頃より苦しいのが現状です。

実際、独身で給料が全部自由になる頃と比べるのもどうかと思いますが、苦しいのが世の中の景気なのか、東京と田舎の違いなのか、家庭を持ったからなのか、本当の理由は分かりません。

ですが、あの頃がきっと私の人生のバブル期だったのだと今になってしみじみ感じます。

でも更に20年後は、今の自分を羨ましく思っているのかもと考えると怖いです。

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