世の「デジタル化の波」についていかねば...。アラ還男「マイナポイント獲得」の険しい道乗りの果てに...⁉

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ウジさん
性別:男
年齢:58
プロフィール:世のデジタル化に必死になって追いついていこうとしている58歳の男性です。

世の「デジタル化の波」についていかねば...。アラ還男「マイナポイント獲得」の険しい道乗りの果てに...⁉ 6.jpg

公務員をしている身の上なので、マイナンバーカードは持っていた方がいいのかと思い取得したのは去年のことです。

とは言ってもその時は息子(現在23歳)が家に帰ってきた時に、スマホを使って申請する方法でやってもらいました。

「簡単です、って言う割には結構めんどいねこれ...」

ぶつぶつ言いながら、画面の指示をてきぱきとこなす息子を、大したもんだと感心したものです。

しばらくしてカードを受け取りに行くと、パスワードを4つ決めてほしいと言われました。

署名用電子証明書暗証番号(英数字交じり8桁)と利用者証明用電子証明書、住民基本台帳用、券面事項入力補助用の各暗証番号(各数字4桁)ということですが、どれが何なのかさっぱりです。

いろいろな場面で使うと言われてメモしてしまっておきました。

ただそれっきり、特に使う場面はなく、健康保険証になるとか免許証になるとか言われているのでその機会を待っているだけでした。

ところがマイナポイントなるものがあって、カードを持っているとキャッシュレス決済のポイントがもらえるというのを聞いて、やってみることにしました。

コロナ禍で息子は帰ってこれずにいたので、独力での挑戦です。

最初の難関はICカードリーダーでした。

これがないとカードのチップを読み込めないというので、通販で安い物を入手したところ、中国語の説明書しかなく手探りで接続となりました。

機械は認識しているのにカードが読み取れず、カードを裏向きに差し込まなければならないということに気付くまでに小一時間格闘しました。

総務省のマイナンバー総合サイトからリンクをたどり、何とかマイナポイント予約・申込サイトにたどり着きました。

「予約? 申し込み? どう違うんだ?」

「募ってはいたが募集はしていない」という誰かの国会答弁を思い出す珍妙さに一時停止。

どうやらカードを登録するのが「予約」。

実際にポイントにする作業が「申し込み」と理解しました。

では予約を、とボタンをクリックすると「マイキーID作成・登録準備ソフトをインストールして下さい」とダイアログが。

なんじゃそりゃ、とリンクを探してインストール作業。

どうやら「マイキーID」というマイポイント登録のためのIDを取るためにはこのソフトが必要なようでした。

この辺でかなり疲れてきていました。

いよいよ予約、となったら、今度は「利用者証明暗証番号」を入力しろ、というダイアログが...。

「なんだ? 暗唱番号? そんなのいつ決めた...」

しばらく考えて思い出しました。

カードを作った時に決めたあれです。

でも4つありましたからどれがどれだったやら...。

「...そう言えば、メモしておいたのが...」

どこにしまったかがなかなか思い出せません。

「財布か? ないなあ...通帳と一緒に...してない...」

しばらく見てもいなかったメモを探し出すのは大変です。

「そんなの知らないわよ、お互いプライバシーだから見ないように、とか言ったのはそっちでしょ...」

ダメ元で妻(56歳)に聞いてみましたが、バッサリ切り捨てられました。

そりゃそうですよね。

妻と一緒にカードを作った時とは違う場所です。結局本棚の隅から見つけ出すのにまた小一時間...。

何とか予約を終了し、申し込みに進みました。

また暗証番号を求められましたが「今度は引っかからないぜ、ふふふ...」と余裕でクリア。

しかしポイントを付与する決済方法がいくつもあるようです。

「え? クレジットカードとかだけ選べばいいんじゃないの? 対象じゃないのもあるわけ?」

またまた悩みます。

結局スマホ決済を選んだ私。

こうして、なんとかどうにか、目的にたどり着けたようです。

2万円チャージすれば5000ポイント付くということで、さっそく翌日チャージしてみました。

結果は...ポイントが一気に5000ポイント増!

世のデジタル化の流れに、必死についていこうとしている58歳の私。

得も言われぬ達成感に包まれた出来事でした。

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