<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とうふ
性別:女
年齢:45
プロフィール:夫・子供2人。お風呂が好き。汗を流してストレス発散。今は岩盤浴にもハマっています。
10年ほど前の話です。
お風呂好きの私(当時35歳)は、夫や子供たちと一緒にお風呂に入りたくて、水着で入れるプール付きの温泉施設に行くことを計画していました。
うちに遊びに来ていた義母(当時65歳)に「この温泉施設に行ったことある?」と聞いたのが、私の不運の始まりでした。
「行ったことないわ! 〇〇ちゃん(私)お風呂好きだもんね。行きましょう!」
義母がそう言いだしてしまったのです。
誘ったわけではなかったので、話をスルーしてその場をしのぎました。
そうしたらその夜、電話がかかってきました。
「お姉ちゃん達も行くって!」
義母は私の承諾もないまま、義姉(当時37歳)家族も誘っていたのです。
ただ、義姉がいるなら、義母の相手をしてくれるので、嫌な気持ちも少し軽くなりました。
そして当日、観光をした後に楽しみにしていたホテルに到着しました。
着いてすぐにプールに入ろうとする私に「そんな慌てないの。時間はあるのよ」と笑顔でお茶を出す義母。
うちの子供たちは小学生低学年です。
義姉の子供は小学校高学年。
子供たち5人が「お風呂入りたい!」と騒ぎ出してくれたので、やっと目的のお風呂に行くことができました。
義母は「先に行ってなさいね。後からお父さんと行くわ」とのこと。
うちの家族と義姉家族とお風呂を満喫しました。
いろいろな種類のお風呂があるので出たり入ったり。
プールより少し温かい温度なので、子供たちも「まだまだいるよ!」というテンションです。
1時間くらいが経った頃でしょうか?
「楽しんでるー?」と義母の声。
振り向くと、登場した義父母は私服でした。
温泉の中で私服? 何が何だか? びっくりしましたよ。
長旅で疲れたのでしょうか?
なんとなく待たせている気がしたので、義姉と話し合いお風呂を出ることにしました。
子供たちは「まだ入りたい!」と駄々をこねています。
次の日チェックアウトでしたが、温泉は引き続き楽しめるプランだったので、「また明日入ろう!」と子供たちをなだめました。
そして翌日。
またお風呂の用意をする私。
ウキウキな子供たち。
そうしたら「今日も入るの?」っと少し怒った顔で聞いてくる義母。
「今日も入れるので、今日はお義母さんも一緒に入りましょう!」
「私ね、実は息子(私の旦那)の前で水着になるのが恥ずかしいのよ。だから水着持ってこなかったの」
そう言って頬を染める義母。
と思ったら、「昨日楽しんだじゃない!?」と、こちらに怖い顔を向けてきます。
結局その日は温泉に入らずにホテルを出発。
そのうえ、義母は帰路、「どこに行きたい」と聞いてくるくせに私の意見は全部却下され、義姉の行きたいところばかりいくはめに。
わざわざ私が好きな温泉についてきたくせに、意地悪を仕掛けてくる義母。
この恨みは一生忘れません。
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※義母の年齢を50歳と記載しておりましたが、65歳の誤りでした。訂正させていただきます
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