<この体験記を書いた人>
ペンネーム:masako
性別:女
年齢:53
プロフィール:53歳の主婦です。56歳の夫と2人暮らしです。物忘れ対策に、速読とタッチタイピングの練習を始めました。
50歳を過ぎた頃から顔はわかるのに名前が出てこなかったり、何かをしようと思って立ち上がったのに、何をしようとしたか忘れてしまったりする、「物忘れ」が増え始めました。
脳の活性化には、頭を使うことはもちろんのこと、指先を使うことも大事だと言われますよね。
少しでも改善すればと思い、趣味と実益を兼ねて緊急事態宣言による外出自粛期間から、脳トレになりそうな2つのトレーニングを始めました。
一つ目は「速読」です。
これは、頭の体操のつもりでは始めました。
もともと読書好きで、もっと速く読めるようになりたいと思っていたのも、選んだ理由の一つです。
まずは知人が通っていた速読教室から、練習用のソフトと教本を購入しました。
そこでは目を速く動かすというトレーニングの他に、「視野を広げて、一度に多くの文字をとらえること」と、「言葉の意味を瞬時にイメージ化すること」も重要視されていました。
確かに、一度にたくさんの文字を視野に収め、言葉の意味が瞬時にイメージできれば速く読めますし、頭の運動にもなりそうです。
私は、1日20分ずつ練習を始めました。
特に役立ったのは、視野拡大のトレーニングです。
画面に表示される単語を視野に納めていくのですが、私は視野が狭く、最初は2~3の単語しか捕らえられませんでした。
それでも一心不乱にトレーニングを続けているうちに、今では画面いっぱいの単語が視野に入るように。
それまではよく物にぶつかったり、躓いたりしていたのですが、視野が広がったせいかぶつかったり躓いたりする前に足元の小石や障害物に気が付き、回避できるようになりました。
パソコンを使った練習の他に眼球のストレッチ体操などもあり、今まで使っていない部分を刺激したせいか、長年の悩みだったドライアイがよくなってきました。
私にとっての良い副作用(?)があっただけでなく読書スピードも格段にアップし、それに伴い理解力や記憶力も向上したと思います。
もう一つ始めたのが、指先の鍛錬を兼ねた「タッチタイピング」です。
こちらは、タイピングの達人である友人が教えてくれた無料サイトを利用しました。
私は、それまで右手の人差し指と中指の2本しか使わずにタイピングしていたので、最初はかなり苦労しました。
サイトの練習問題では、間違ったキーを押すと、「ピー」と警告音? が鳴るのですが、最初の1週間は警告音が鳴りっぱなしで、隣の部屋にいる夫から「うるさい」と苦情が出るほどでした。
スピードも2本指で打っていた時のほうが速いので、投げ出しそうになったこともあります。
ですが、キーを叩くたびに、指先から脳を刺激しているような感覚が確かにあったので、こちらは1日15分のトレーニングを続けました。
すると、2週間を過ぎた頃には間違ったキーを押すことがほぼなくなりました。
まだまだ初心者ですが、一応は、タッチタイピングをマスターしたと言ってもいいと思います。
10本の指が思い通りに動かせるようになったことにより、指先の神経が活性化されたような感じがします。
また、考えながら指を動かすという練習を積んだせいか、思考のスピードがアップしたように思えます。
トレーニングで脳が鍛えられたのか、物忘れも減ってきました。
これからも続けていきたいと思います。
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