<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:会社員の夫と高校生と中学生の子供2人の4人家族。夫の実家の食堂を手伝っている主婦。
義父(71歳)、義母(67歳)が町内会の役員をしているため、私も町内の催しがあると手伝っています。
そこで同年代の数人の女性と仲良くなりました。
その中の1人であるKさん(41歳)は悪い人ではないのですが、勝手な行動や図々しい行動が目につきます。
自分がやりたい手伝いは積極的にしますが、裏方のような目立たない手伝いは一切しないのも気になります。
周囲も何となく気づき始め、手伝う場所が偏らないように催事ごとに調整することにしましたが、Kさんは自分が「裏方の手伝い」にあたった時は、必ず「急用ができた」とか「子どもが熱を出した」と言って欠席するのです。
また、誰にも相談なく勝手に町内会の備品を買ってきて、後から請求書を出すこともしばしば。
先日も、地域の子供たちを対象にした寺子屋の手伝いがありました。
その日は消防署の方々に協力してもらい、災害時の行動の仕方の勉強会、その後に避難食の炊き込みご飯と、役員さんと手伝いの私たちで作った豚汁を皆で食べることになっていました。
前日、皆で準備をしていると、Kさんは役員の人が用意した豚汁を入れる容器が「小さいし薄いから豚汁を入れると熱くて持てない」と、準備が終わると誰にも言わず勝手に容器を大量に買い込み、当日に持って来ました。
そして、寺子屋が終わると、役員さんに請求書を提出していました。
義父母の話だと、町内会の役員の人たちも「予算を組んでいるのに勝手に買ってきちゃうから参るんだよなぁ」と困っているようですが、Kさんに対しては何も言いません。
だからKさんは、自分が周囲を困らせているとは気づいていないようです。
それどころか、自分は良く気が付いて、皆に一目置かれていると思っているようです。
そして、もう一つ皆が困っていることがあります。
食べ物関係の催事の時に余った食材や調味料は、役員さんや手伝った人たちで均等に分けることのですが、彼女は自分が欲しい物を勝手に選び、大量に持って帰ってしまうのです。
しかも、催事が始まる前から、持って帰りたい物を物色し、自分が担当じゃない時はその日の担当者にメモを渡すのです。
それだけでも呆れてしまいますが、餅つきの時は「旦那がお餅が大好きだから」と、そして料理教室がお菓子作りだったりすると「旦那が甘いものに目がなくて」と家から何個もタッパーを持参してくるという図々しさ...。
役員さんたちも、そんなKさんの行動に困惑しているようですが、ボランティアで手伝いに来てくれるからと皆見て見ぬふりをしているようです。
でも、ボランティアで手伝っているのはKさんだけではありません。
同じ立場の私たちからすると、彼女に対してモヤモヤした気持ちが強くなってきています。
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